セッション開始から40分が経過した時点ではEPSON NSXが1分55秒243でトップ。2番手にKEIHIN NSX-GTが続き、ホームレースとなるホンダNSX-GT勢がワン・ツー。3番手にKeePer LC500、4番手にカルソニックGT-Rが続く展開に。また、この頃になると西コースを中心に太陽が顔を覗かせ、路面コンディションが急速に改善していく。
10時21分、GT300クラスのARTO 86 MC 101が2コーナーの立ち上がりでクラッシュ。マシン右フロントにダメージを負い、イン側のランオフエリアでマシンを止めたため、セッションは赤旗中断となる。
車両の回収が行われ、セッションは10時31分に再開。この間にサーキット上空には青空が広がり、強い日差しが降り注いで完全なドライコンディションに。

その後は大きな混乱はなく、各クラスの専有走行時間を迎える。まずはGT300の専有走行となるが、ここでSUBARU BRZ R&D SPORTがメカニカルトラブルか、ヘアピン立ち上がりのコース脇ランオフエリアにマシンを止めてしまった。

このアクシデントによる赤旗などはなく、セッションは続行。最終的にGT300クラスは今季好調なメルセデスAMG GT3勢の1台、LEON CVSTOS AMGが最速タイムを記録した。2番手にD’station Porsche、3番手にJMS P.MU LMcorsa RC F GT3と、FIA-GT3勢がトップを独占している。
10時55分になると、今度はGT500の専有走行がスタート。セッション残り3分を切ったころから、各車とも予選を想定したアタックとなり、まずはS Road GT-Rが1分48秒678で暫定トップに立つと、それをフォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rが上回り、ニッサン勢がワン・ツー体制につけた。
しかし、最後のアタックでベストタイムを更新してきたRAYBRIG NSXが1分48秒560でトップを奪取。好調を維持するホンダが地元鈴鹿でトップにつける形となった。
この専有走行にバトンを投入したMUGEN NSX-GTは5番手、可夢偉も乗り込むWedsSport LC500は15番手だった。
スーパーGT第6戦鈴鹿は、このあと14時35分からノックアウト形式の公式予選が行われる。