スーパーGT:LEXUS TEAM ZENT CERUMO 2017年第6戦鈴鹿 決勝レポート
ドライバー/立川祐路
「前日からリヤのグリップに苦しむ状況がありましたが、ウォームアップ走行ではその症状を改善させ、グリッドでも作業を行いました。レースをスタートしてからはフィーリングも良くなり、レクサスのライバルたちと戦いながら走行を重ねました。ストレートが苦しく厳しい戦いになっていましたが、まずまずの第1スティントだったと思います。しかしその後、自分の2回目の担当のときに、ピット作業で前に出られたものの、ライバルに接触されてしまい、コースアウトしてしまいました。クラッシュだけは避けられたのは幸いでしたが、それで大きく遅れてしまいました。さらに、ピット作業違反でドライブスルーペナルティを受けてしまい、ラップダウンになってしまったのが大きな分かれ目でしたね。さらにセーフティカーのタイミングでも遅れ、最後は自力で挽回できる状況ではなかったです。上位陣の脱落もあって、10位で2ポイントを獲得できたのは不幸中の幸いでしたが、流れが良くなかったです。次戦で挽回するしかないと思います。タイで勝ちたいですね」
ドライバー/石浦宏明
「ピットアウトした時点で、作業も早く10番手に上がることができました。その時点で前を走る4台のライバルよりもペースは良かったのですが、GT300車両をオーバーテイクしようとしたときにライバルを抜こうとしたらヒットされてしまい、スピンを喫してしまいました。その後はリスクを冒さず、ピット作業で前にいこうと思っていたのですが、立川選手がプッシュされてしまう映像が入り、さらにペナルティも受けてしまった。これで周回遅れになってしまい、さらにセーフティカーでもラップダウンになってしまい、自分たちのレースにはできませんでした。今回、クルマの調子も予想よりも良くなかったですし、まずはクルマの違和感を解決して次戦に臨まないといけないと思っています。チャンピオンシップを考えると、もう落とせないと思っています」
浜島裕英監督
「じっくりと順位を上げていくレースにしたいと思っていましたが、残念なレースになってしまいましたね。結果で言えば、表彰台に上がることも不可能ではなかったと思っています。もう一度基本に立ちかえって、ミスやトラブルがないようにして、残り2戦でなんとかチャンピオンを目指して頑張っていきたいと思います。昨年は鈴鹿が良くて、タイは厳しいレースになりましたが、今年は逆になるよう、みんなで一歩ずつ詰めていきたいと思います」