12分間で行われる予選Q2も、セッション開始から全8台が一斉にコースイン。雨は収まり走行ラインは乾きはじめており、多くのマシンがドライタイヤでコースイン。ウエットでスタートしたチームは、ピット前でドライタイヤを準備し、履き替えるタイミングを探る。

 セッション開始3分となったところでカルソニックがウエットからドライタイヤに交換。その直後にはモニターでDENSOとKeePerがあわや接触の超接近戦となるも、後ろのKeePerが速度を落として間隔を開けて再度アタック。そのKeePerが、まずはトップタイムをマークして最初のターゲットタイムを作る。

 残り6分となったところでEpsonが6コーナーでスピン。外傷は見られず、すぐにコースに復帰。そして残り4分となったところでドライタイヤに履き替えたばかりカルソニックが2番手にタイムアップ。カルソニックは翌周も連続アタックし、2番手にコンマ8秒差をつける1分25秒3のタイムでトップタイムをマーク。

 すぐにZENTがコンマ4秒差の2番手に付けると、今度はKeePerが2番手を奪い返す。カルソニックはその翌周も自身のトップタイムをコンマ3秒縮める1分25秒0のタイムをマーク。

 すると、チェッカーが出たところでKeePerがカルソニックのタイムを0.05秒更新してトップタイムを奪い返す。カルソニックはセクター1,セクター2でKeePerのタイムを更新するも、セクター3でKeePerからコンマ1秒遅れて2番手にとどまり、KeePerのポールポジションが決定した。レッドブルのサポートを受ける平川亮がレッドブルの誕生国でポールを獲得するという、平川にとっては嬉しい結果となった。

 3番手からはKEIHIN、WAKO’S、ZENT、ARTA、DENSO、Epsonの順。ウエットとドライが入り交じり、荒れた展開となった予選セッション。翌決勝日の天候も不安定な様子で、決勝も予選同様、ウエットタイヤのパフォーマンス、そしてチームのタイヤ選択が非常に難しい、一筋縄ではいかないレースになりそうだ。

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