鈴木亜久里監督のコメント
「結果的に見れば作戦の失敗だったけど、コンディションが変わりやすい中でどっちを取るかの判断は難しかったね。他と同じ作戦ではその上を望めないから、最終戦も前進あるのみです」
星学文エンジニアのコメント
「決勝直前に雨が降り始めたので、そこでドライで行くかレインで行くか迷いましたが、これだけ路面が濡れていたので、徐々に乾いていったとしてもミニマム周回数で入れば、元のポジションには戻れるだろうと考えていました」
「最初のスティントの後半でペースが予想以上に上がらなかったので、戦略的にそこが良くなかったと思っています。そういう戦略でいったので後半の距離が多くなってしまい、終盤の順位争いで踏ん張りきれませんでした」
野尻智紀選手のコメント
「不安定なコンディションでスタートが切られましたが、レインタイヤをチョイスしたのは間違いじゃなかったです。しかし、路面が乾いてきた時に上位のチームはすぐにドライタイヤに変えましたがその辺の判断は僕たちにとって難しかったです」
「雨雲はまだ残っていたので、そのまま走っていればまた雨が降る可能性も残されていたからです。結果的にみればそこでドライタイヤに変えたのが正解でしたが、上位のチームと同じ事を行っていてはそれ以上の結果を望めないので、自分達を信じて走りました」
「結果だけを見れば悪い方向へ行ってしまったので悔しいですが、レースの戦い方としては間違っていないと思っています。もちろん戦略も含め、車のセットの部分もまだまだ向上させていかなくてはなりませんので、最終戦に向けて準備をしていきます」
小林崇志選手のコメント
「スタート時は雨が降っていたので、ほぼ全車レインタイヤのスタートだったと思いますが、10周を過ぎたあたりで路面が乾いてしまいました。そこでドライタイヤに変えるチームが多かったのですが、その時点で僕たちの車にはまだスピードがあったので、ドライに変えるメリットが無いと考えていました」
「しかし、予想以上にドライコンディションでのレインタイヤの摩耗が激しかったので、結果的に早めにドライタイヤに変えた車に逆転されてしまいました。そこから何とかポイント圏内にポジションを回復する事が出来たのですが、なかなかペースが上がらず悔しいレースになってしまいました」
「次は今年最後のレースなので、しっかり分析して最終戦では良い結果を出したいです」