コースはウエットコンディションだったが、ギャンブルでスリックタイヤを履いたマシンもいたため、都筑は4周目にはすでに5台をパスして17番手まで浮上。その後、10周目には自身のベストタイムをマークし、さらに上位を追い上げようとする。
 
 だが、徐々に路面が乾き始めると、都筑はタイヤマネージメントしながら走ることを強いられた。それでも15周目にはポジションを13番手まで上げる。そして、ドライバー交代が可能となる18周目にピットインを行ない、新田に交代。加えてタイヤをスリックに変更し、給油も行なった。
 
 Ferrari 488 GT3に乗り込んだ新田は、22番手でコースに戻り上位を目指して走行していく。スリックタイヤを履いてコースに出たものの、想定ほどのラップタイムがマークできず、ポジションを上げることができない。
 
 30周を過ぎるとようやく1分35秒台で連続周回を行なえるようになったが、ライバル勢も同等のタイムで走っているためパスするには至らない。それでも粘り強い走行で、43周目には20番手、46周目には19番手まで順位を上げる。

Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3

 
 最終周となった60周目には、レース中のベストラップとなる1分35秒242をマークするが、17番手まで浮上するのが精一杯で、そのままチェッカーを受けた。
 
 17位で完走は果たしたものの、目標だった入賞は果たせなかったFerrari 488 GT3。それでも最後まであきらめずに攻めたデータを生かし、チームは最終戦の茂木で上位進出を狙う。

コメント

<伊藤宗治監督>

「今回は予選から苦しい展開となってしまいました。予選Q1の前にウエットになり、選択したタイヤとのマッチングが良くなかったので、Ferrari 488 GT3のパフォーマンスを発揮できずに22番手となってしまいました」

「決勝レースも直前に雨が降ってきて、タイヤ選択が難しかったです。レインタイヤでスタートして路面がドライになったため、最短のタイミングとなる18周目にピットインし、後半のロングスティントを新田選手に託しました」

「しかし思ったほどペースが上がらず、17位となりました。全体的にパフォーマンスを引き出せないレースでしたが、最終戦に向けて無事に無傷でレースを終えられて良かったです」

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