ミューラーは上位陣との差を1分程度に留めると、路面コンディションが乾いていくにつれてスリックタイヤ装着車のペースが圧倒的に速くなると、急速に上位とのマージンを削っていく。担当スティント中盤以降もペースを落とさなかったミューラーは、22周目にはトップに浮上。41周をこなしてピットインすると、藤井へ交代した。
藤井は3番手でコースに復帰したが、後方から#55 BMW、#10 GT-Rが接近してくる。表彰台圏内を確実なものにするべく、熟練の技を駆使してポジションを守り切った藤井は、そのまま3位でチェッカー。第2戦富士以来となる表彰台を獲得した。藤井は現在33ポイントで、ランキング7位につけている。
同じく911 GT3RでGT300クラスに参戦するGULF NAC PORSCHE 911(#9)は、D’station Porscheのひとつうしろの16番手からスタート。同様にスリックタイヤを装着してレース序盤を戦い、峰尾恭輔からジョノ・レスターにバトンをつなぎ、最終的に14位でフィニッシュ。4戦連続のポイント獲得こそならなかったが、完走を果たしている。
次のスーパーGTレース 第8戦は、11月12日に栃木県のツインリンクもてぎで決勝レースが行われる予定になっている。
スーパーGT GT300クラス 2017年 第7戦 チャン・インターナショナル・サーキット 結果
1位 No.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(61周)
2位 No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(61周)
3位 No.33 D’station Porsche(61周)
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14位 No.9 GULF NAC PORSCHE 911(60周)
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