翌日の決勝レースでも、スタート直前のグリッド上でいきなりスコールに見舞われ、それまでのドライコンディションが一気にウェット状態になりました。各チームがタイヤ選択に頭を悩ませるなか、Audi Team Hitotsuyamaはレインタイヤを選択し、第1スティントはリチャード選手がドライブしました。
この作戦が功を奏し、リチャード選手は一度もトップを譲ることなく、2位に約15秒もの差をつけて第1スティントを走り終えます。路面がドライコンディションとなった第2スティントではスリックタイヤに履き替えて、柳田選手がコースインしました。
ライバルチームがタイムをあげていくなか、エンジントラブルの発生により緊急ピットイン。再スタートできず最終的に23位完走となりました。
Audi R8 LMS で2年目の参戦となるTeam TAISAN SARDは、山田 真之亮選手とジェイク・パーソン選手の20代若手コンビと、ヨコハマタイヤの組み合わせとなっています。スコールによってウェットやドライと路面がめまぐるしく変化する今大会において、ヨコハマタイヤ勢はタイヤの選択に頭を悩ませていました。
予選は山田選手がアタックを担当。途中タイヤ交換を行い2種類のレインタイヤを試しましたが思うようにタイムは上がらず、予選は18位でQ1を突破することができませんでした。

決勝ではスタードドライバーをジェイク選手が務めました。スタート直前の雨でレインタイヤでのスタートとなりましたが、予選と同様にタイムが伸び悩み我慢の展開となりました。ドライコンディションとなった第2スティントは、山田選手がスリックタイヤを履いてコースイン。時に上位に匹敵するタイムでラップを重ねましたが、追い上げはかなわず19位でのゴールとなりました。