「コースは事前にDTMの車載映像を見たり、コースウォークをしたレベルだったんだけど」というクインタレッリは、ホッケンハイムの初走行を楽しんだ様子だ。
「イメージどおりには走ることができたかな。ブレーキングポイントがつかめたら、コースは面白かったです。楽しかったですよ。最終セクションでは、コースサイドのスクリーンに自分の走りが映るので、チラチラ見てました(笑)」
またコバライネンは「良い調子だったよ。このコースは良く知っているけど、日本でGT500をドライブするのとはやっぱりちょっと違う感覚だったね」と笑顔をみせた。
2車とも計測器を積んでいないため、実際のタイムは分からないが、どうやら予想どおり、その直後に行われたDTMのフリープラクティス1の最速タイムよりも2秒近く速いタイムが刻まれた様子。ただ2メーカーとも、タイムよりも無事にドイツで走行初日を終えたこと、そしてDTMというフィールドで自分たちの走りを見せられたことを喜んでいたようだ。
「僕たちは日本のメーカー同士で戦っていて、そのスタッフたちと一緒に、ヨーロッパに来てこちらの自動車メーカーの前で、自分たちの走りをみせられて嬉しかったです。みんな注目していましたしね。スーパーGTは素晴らしいレースだし、それを説明するより、実際に目の前でみせることができて良かったです」とクインタレッリは言う。
土日はそれぞれ、GT500マシンのデモランが行われた後、ファンの前でDTM車両との競演が実現する。クラス1規定の統一化へ向け、印象的なシーンとなりそうだ。




