■「『どう相手をやっつけようか』という戦いがもう始まっている」
また、今後に向けてGTA、ITRともに実現を目指しているのが、同じクラス1車両による『交流戦』だ。今回のデモランがみせたように、日独のメーカーが同じ規定でぶつかり合うレースが観られれば、それはファンにとっても大いに期待したいところ。
坂東代表も常々実現に向けて意欲をみせていた交流戦だが、ベルガー代表も「2019年の後半か2020年には、まったく同じクルマでトラックにそろい、ヨーロッパと日本でそれぞれレースができるだろう」と語った。
そして、将来日独でメーカーがそれぞれのレースに参戦することはあるのか……!? という問いに対しては、「それは今は言う段階にはないけれど」とベルガー代表は前置きした上で、次のように述べている。
「技術を競うのがモータースポーツだ。今はスーパーGTとはフレンドリーに接しているが、どの参戦マニュファクチャラーも、『どうやって相手をやっつけてやろうか』と考えているだろうね(笑)。いま、そのプロセスがスタートしたところだよ!」

