更新日: 2018.08.16 16:06
スーパーGT:ブリヂストン 2017年第8戦もてぎ レースレポート
2017年 スーパーGT 第8戦(最終戦)
GT500クラス:平川亮/ニック・キャシディー(KeePer TOM’S LC500/BS)が2位ゴールでチャンピオン獲得。ブリヂストン装着チームがGT500クラスを2年連続制覇。
GT300クラス:黒澤治樹/蒲生尚弥(LEON CVSTOS AMG/BS)が終盤にトップを奪取して優勝。
開催場所:ツインリンクもてぎ
開催日:2017年11月11日(土)~2017年11月12日(日)
2017オートバックス スーパーGTシリーズ第8戦(最終戦)は、ツインリンクもてぎで開催され、快晴の天候の下、決勝日には36,000人の観客がサーキットに詰めかけた。
GT500クラスのポイントリーダー、平川亮/ニック・キャシディー(KeePer TOM’S LC500/BS)は、3番手グリッドからスタートし、序盤で2番手に順位をアップ、安定したペースでその順位をキープしてゴール。ブリヂストンユーザーが2年連続でGT500クラスチャンピオンを獲得した。
GT300クラスにおいては、3番手グリッドからスタートした黒澤治樹/蒲生尚弥(LEON CVSTOS AMG/BS)が早めのピットイン以後、着実に順位をアップして行き、ゴールまであと2周の時点でトップに立って優勝した。
<予選>
心配された天候も午後になって好天。初冬の快晴のコンディションで決勝のグリッドを決するタイムアタックが行われた。6ポイント差でランキング2位の大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ(WAKO’S 4CR LC500/BS)が2番手グリッドを獲得。
ポイントリーダーの平川/キャシディー組は3番手から決勝をスタートすることとなった。ポールポジションは、松田次生/ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R/MI)
<決勝>
朝から快晴に恵まれた決勝日。周辺の道路が大渋滞するほど多くの観客が早朝から2017年のスーパーGT最終戦に詰めかけた。
フォーメーションラップが最終コーナーにさしかかった時にトップの2台、ポールの松田/クインタレッリ組のGT-Rと2番手の大嶋/カルダレッリ組のLC500が接触。互いにボディカウルにダメージを受けてしまう。
特にLC500の破損は大きく、その後の展開が苦しくなってしまった。4周目に平川/キャシディーが2番手に順位アップ。トップを追った。
序盤の間隔を保ったままラップが重ねられ、終盤差をつめたものの平川/キャシディー組は2位でゴールしてチャンピオンを決定した。
GT300クラスでは高木真一/ショーン・ウォーキンショー(ARTA BMW M6 GT3/BS)と黒澤/蒲生組のトップ争いが展開されて高木/ウォーキンショー組がタイヤ無交換で終盤までトップを走行したもののタイムが落ち込み、黒澤/蒲生組がパスして優勝、高木/ウォーキンショー組は2位でゴールした。
LEON QVSTOS AMG/BSの黒澤/蒲生組はこの優勝で大きくシリーズポイント差を詰めたがわずかに届かずチャンピオン獲得とはならなかった。しかしながらシリーズランキング2位から4位をブリヂストンユーザーが占める結果となった。