スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.11.15 19:02
更新日: 2017.11.16 09:18

スーパーGT:TEAM IMPUL 2017年第8戦もてぎ レースレポート


スーパーGT | スーパーGT:TEAM IMPUL 2017年第8戦もてぎ レースレポート

天候:晴れ
コース:ドライ
気温/路面温度:16度/23度(レース開始前)
観客動員数:36,000人
決勝レース距離:4.801Km×53Laps=254.47Km
パレードラップスタート 13:30
レーススタート 13:37

 前日の予選日に引き続き、素晴らしい秋晴れの空の下に2017年最終戦の決勝日を迎えました。この日は朝から、サーキット内には多くの観客が来場し熱気ムンムン。
 
 最終戦らしく、ドイツツーリングカー選手権(DTM)のデモランや、航空自衛隊F-2戦闘機によるウェルカムフライトで場内が盛り上がるなか13時30分、栃木県警の白バイとパトカー、そしてDTMマシン3台がGTマシンの隊列を引っ張る決勝レースのパレードラップが始まりました。

 パレードラップの後、フォーメーションラップを経て13時37分に53周のレースの火蓋が切って落とされました。カルソニック IMPUL GT-Rのスタートドライバーはヤン・マーデンボロ―。
 
 フォーメーションラップの最終コーナーでトップ2台が接触するアクシデントが起きるなかレースが始まりました。マーデンボローは1周目から前後のマシンと僅差のバトルとなり、ひとつポジションを上げて9位で2周目に入っていきました。
 
 GT500クラスの順位争いは序盤から混乱を深め、3位争いが白熱している最中に、9位のマーデンボローもこの隊列に加わり、数珠つなぎの走行となります。
 
 6周目、5位争いをしていたマシン2台が接触して戦線離脱したことで7位へポジションアップします。続く7周目には、1つ前を走るNo.100 RAYBRIG NSX-GT(伊沢拓也選手)とバトルへ。
 
 ホームストレートから1コ―ナーへの進入でブレーキングを最大限遅らせたことで、危うく追突しかかりますが、何とか持ちこたえます。直後、すぐ後ろのNo.1 DENSO KOBELCO SARD LC500(平手晃平選手)にサイドバイサイドで並ばれますが、なんとか7位のポジションを守ります。
 
 同じころ、3位を走行していたマシンがトラブルでピットインしたため6位へと順位を上げます。周回遅れとなったGT300マシンが絡み始めると、バトルがさらに激化。
 
 10周目にはマーデンボローの目の前で接触・スピンするマシンを間一髪でかわしながら、No.100 NSXやNo.17 KEIHIN NSX-GT(小暮卓史選手)との5位争いを展開しながら中盤戦へ入っていきます。
 
 20周を目前にピットインを敢行するマシンがあらわれ始め、カルソニック IMPUL GT-Rは24周目にピットイン。安田裕信へのドライバー交代と、メカニックは4輪のタイヤ交換、給油作業をミスなく終えてコースへと送り返します。
 
 レースへと戻ると、ドライバー交代の規定周回数最短でピットインを行っていたNo.17 NSX、さらにはピットイン前には後ろを走行していたNo.1 LC500に先行されてしまい、実質上の順位を下げてしまいました。
 
 しかし28周目、安田はNo.1 LC500(ヘイキ・コバライネン選手)をオーバーテイクして順位を上げます。全車がピットインを終えると、7位を走行。後半戦は、レース全体が序盤ほどの争いやアクシデントも少なく、淡々と推移。安田は、前車とは約18秒、後車とも約8秒のギャップがありバトルへ繋がることはなく、7位のまま53周を走りきり、レースフィニッシュ。2017年シーズンを終えました。


関連のニュース