LCI Limited プレスリリース

■決勝レース
 今にも振り出しそうな空模様のもと、14:00ちょうどに300kmの決勝レースがスタートしました。第一スティントのドライバーは、フリー走行で感触をつかんだ高橋選手。ショートスティントをこなし加藤選手へとバトンをつなぐのが今回の作戦であり、加藤選手の言葉を借りれば「序盤の混乱を切り抜ける」ことがその命題でした。

 28台のGT300マシンが一斉にコントロールラインを通過してレースはスタート。No.2シンティアム・アップル・ロータス(SGT EVORA)も、11番手から追い上げを開始しました。しかしその一周目に、アクシデントは起こりました。1コーナーをクリアし、2コーナーに差し掛かる複合コーナーの中腹あたり。ここでSGT EVORAは前走車と接触し、スピンを喫してしまったのです。

 これによってマシンはグリーン上にしばらく停止。ピットは一時騒然となりましたが、そこから高橋選手は再びエンジンを始動させ、なんとかコースへと復帰しました。残念ながらこのロスタイムでレースは絶望的に。加藤選手の言葉が裏目に出た、非常に悔しい展開となってしまいました。またマシンは左フロントにダメージを負っており、チームはマシンをいったんピットへと戻しました。

 幸い左フロントのタイヤ&ホイールを交換するだけでSGT EVORAは走行可能となり、チームは再びマシンをコースへと送り出しました。またこの接触についてオフィシャルからのアナウンスはなく、全てはレーシングアクシデントとして扱われました。

 23周目には最終コーナーで一台のGT300マシンがコースオフし、セーフティーカーが導入されました。しかしすでにメニューの変更を余儀なくされていたチームは、高橋選手のスティントを続行。ロングディスタンスでのマシンバランスを確認するなど、次の闘いに備えました。

 そして33周目に加藤選手へと交代。レースは上位を走るGT300の一台が最終コーナーでクラッシュを喫したことから再び赤旗中断となり、この修復に時間が掛かること、レースが終盤に差し掛かっていたことなどの理由で、72周目にそのまま終了。No.2シンティアム・アップル・ロータスは、23位で闘いを終えました。

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