日産自動車 スーパーGT第4戦SUGO レースレポート
9位スタートのフォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rが タイヤ無交換作戦で逆転優勝。
Nissan GT-Rは開幕3連勝
SUPER GT 2016第4戦レースレポート
2016年07月26日
7月24日 スポーツランドSUGO(宮城県)
学校が夏休みに入って最初の週末となった7月23~24日、スポーツランドSUGO(宮城県)でSUPER GT第4戦が行われ、9位からスタートした#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rが見事な追い上げを展開、タイヤ無交換作戦を敢行して逆転優勝。開幕戦と前回の富士で2連勝を飾った#1MOTUL AUTECH GT-Rに続き、Nissan GT-R NISMO GT500として開幕3連勝を飾りました。
決勝レースは、前夜の霧雨の影響でところどころにウェットパッチの残る難しい路面コンディションとなりました。ただし天候は回復傾向にあり、全車がドライタイヤを装着し、午後2時には宮城県警の警察車両が先導するパレードラップがスタート。さらに1周のフォーメーションラップの後に300kmレースが始まりました。
予選9位の#24 GT-Rは、ベテランの柳田真孝が前半スティントを担当。3周目のハイポイントコーナーで、柳田は後方から並びかけてきたクルマと接触し、オーバーランしてタイムロスしてしまいます。一度はポジションを下げましたが、再スタートを切った後は着実なペースでポジションアップ。10周を終えた時点では11位まで復帰し、なおも上位を目指して周回を続けました。
26周目に入った時点で柳田は6位まで順位を挽回しましたが、最終コーナーでアクシデントが発生。クラッシュしたマシンを回収するためにセーフティカー(SC)が導入されました。SCの後方で周回を続けていた柳田はピットと無線で交信。チームはタイヤ無交換作戦を選択することにしました。レースが再スタートすると同時に、30周を走り終えたところで柳田はピットイン。佐々木大樹に交代し燃料を補給しただけで、ピットインの時間を大幅に短縮してコースへ復帰しました。