土曜日のフリー走行、天候は曇り。まずは関口雄飛がステアリングを握ります。コースインして数周、ゆっくりとタイヤを温めた関口は、いきなり2番手タイムをマーク。生中継のTVカメラが何周にも渡ってその姿を追いかけ続ける注目を集めていました。そしてその期待に応えるかのように、開始15分後にはトップと100分の1秒まで同タイムの1分11秒606をマークして、場内を沸かせます。

 その後、チームメイトの国本雄資選手に交代し、さらに柔らかいタイヤを試すなど、積極的にレースに向けてのセットアップを煮詰めていき、最終的にLEXUS勢のトップ、総合3番手タイムで朝のフリー走行を終えました。

 しかし、午後の予選は大きな期待とは裏腹に、不運としかいいようのない状況に見舞われました。予選開始からいつものように各チームともラストアタックのチャンスを待って、ピットで待機します。残り7分30秒というタイミングでコースインした関口雄飛は、ゆっくりとタイヤを温め、アタックラップの準備とタイミングを図ります。しかし、まさにアタックに入ろうとするタイミングでSPコーナーでのアクシデントで赤旗が提示され、中断。なんとセッションはそのまま終了となってしまいました。アタックラップを刻むことなくピットに戻った関口雄飛は、無言のままマシンを降りました。

 大観衆が早朝から詰めかけ、周辺道路が大渋滞となった日曜日の朝、フリー走行が始まるころには前夜の雨は上がっていましたが、路面は濡れており、WET宣言が出されました。朝のフリー走行が始まるころには再び霧雨が舞い、次第に小雨へと路面を濡らします。

 そのコンディションの中で、あえて決勝レースのためにスリックタイヤを装着し、タイヤの皮むきを試みたのですが、雨の名手、関口雄飛をもってしてもコントロールは難しく、最終コーナーで痛恨のコースオフ。マシンにダメージはなかったのですが、スポンジバリアをヒットして動かしてしまった為に赤旗が提示されました。12番手でセッションを終えた関口雄飛は「少し気持ちが行き過ぎましたね。幸いマシンにダメージはなく、必要なチェックはできました。決勝のコンディションはわかりませんが、ドライでもウェットでもバランスに問題はないので、1台でも前に出て、ポイントを獲得するよう頑張ります」と語りました。

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