「ニスモも協力してくれているので、チームのベースはしっかりしている。知っているメンバーだからすぐに慣れています。今回はチームのメカニックやスタッフがGT500を動かすのが初めてなので、ベースも含めて慎重にやろうと。もちろんマージンもとっていました」というのは本山だ。
また、千代も「また“3号車”に戻ってきた感覚ですね。監督も長谷見昌弘さんですし、チームも知ったメンバーなのでやりやすいです。今回はチームが慣れるためにいろいろとセット変更をしたり、トライをしたり。予定どおりに進めました」とタイムを無用に追いかけるのではなく、まずは初テストを無事にこなした。
そんなNDDP RACING with B-MAXとして、目標はどんなところに定めているのだろうか。本山は「身近な存在である、NISMOと同等に戦うということ」とエースチームで、同じパッケージで走るNISMOをターゲットと定めている。
「その上でまわりのライバルに対してどうか……というところですね。チームとしてもモチベーションが高い。千代とも3年目なので、しっかり結果を出してシリーズチャンピオンを目指したい」
また、千代も本山とのコンビの“集大成”の一年として、結果を求めたいという。
「3年目なので結果を残したいですね。まずは初優勝。そしてチャンピオンを目指したい。ふたりのコンビの集大成をみせたいと思います」
マシンカラーリングも決まり、チームは開幕へ向け準備を進めている。これまで他カテゴリーでも多くの実績を残してきたNDDP RACING with B-MAXは、初のGT500でどんな戦いを展開するだろうか。
