更新日: 2018.04.09 13:00
ポルシェジャパン スーパーGT第1戦岡山 レースレポート
プレスインフォメーション 2018年4月09日
D’station Porscheが2位表彰台獲得。GULF NAC PORSCHE 911は16位完走
スーパーGT第1戦でD’station Porscheが会心のレースを展開
岡山県美作市. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)のワークスドライバーであるスヴェン・ミューラーが所属し、911 GT3Rで2018年のスーパーGT GT300クラスに参戦するD’station Racing(#33)は、開幕戦となる第1戦(岡山国際サーキット)の決勝において、2位表彰台を獲得しました。同じく911 GT3Rを駆るGULF NAC PORSCHE 911(#9)は16位で完走しました。
2018年のスーパーGT初戦の舞台となる岡山国際サーキットは、昨年GULF NAC PORSCHE 911が3位表彰台を獲得したコースだ。2台のポルシェ911 GT3 Rは、季節外れの寒さに見舞われた4月7日(土)の公式予選では、冷え込みによりタイヤが期待したグリップを発揮せず、D’station Porscheのミューラーが果敢にアタックするものの、1分26秒730というタイムで20番手に終る。石川京侍がアタックしたGULF NAC PORSCHE 911も、1分26秒730と同タイムで21番手という結果で共にQ2には進めず。2台は後方グリッドからレースを戦うことを強いられた。
明けた4月8日(日)は17,700人という来場者数を集め、午前中こそ雨や雪が舞ったものの、スーパーGTの決勝レースが始まる午後2時45分には気温は11度、路面温度は22度まで上昇し、前日を上回る路面温度と気温のもとでスタートが切られた。
藤井誠暢がステアリングを握ったD’station Porscheは、序盤硬めのタイヤで空いたスペースを見つけ、ファーストスティントを長めにとる作戦を採用する。気温がタイヤのパフォーマンスを発揮する温度まで上昇し、さらに上位陣が混戦で差が広がらなかったことにも助けられ、藤井は快調なペースで周回を重ね順位を上げていった。
ライバルたちのアクシデントやピットインにも助けられ、40周目にはトップに浮上したD’station Porscheは、43周を終えピットインしミューラーに交代する。作戦が奏功し、D’station Porscheは4番手でコースに復帰すると、前を行く#65メルセデスとの間隔を詰めた。
ミューラーは何度か#65のインをうかがいチャンスを待つと、70周目のマイクナイトコーナーから最終コーナーにかけての攻防でこれをオーバーテイク。さらに、2番手を走っていた#25 86MCのペースが鈍っていることを察知すると、72周目にオーバーテイク。2位でチェッカーフラッグを受け、会心のレース運びでポルシェ911 GT3 Rに開幕戦での表彰台をもたらした。
一方、D’station Porscheと異なるタイヤを予選で用いていたGULF NAC PORSCHE 911は、スタートをポルシェ カレラカップ ジャパンで腕を磨いた久保凛太郎が務めた。オープニングラップではD’station Porscheの前に出たものの、すぐにタイヤが苦しくなり徐々に後退。久保は最低規定周回数となる24周でピットにマシンを戻し、石川に交代した。
石川は粘り強い戦いをみせ、終盤まで続いた混戦のなかで少しずつポジションを上げ16位でフィニッシュ。久保にとってもチームにとっても、次戦に向けた課題が見つかった開幕戦となった。
スーパーGTレース 第2戦は、5月4日に静岡県の富士スピードウェイで決勝レースが行われる予定になっている。
スーパーGT GT300クラス 2018年 第1戦 岡山国際サーキット 結果
1位 No.18 UPGARAGE 86 MC(77周)
2位 No.7 D’station Porsche(77周)
3位 No.25 HOPPY 86 MC(77周)
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16位 No.9 GULF NAC PORSCHE 911(76周)