更新日: 2018.04.10 15:16
D’station Racing スーパーGT第1戦岡山 レースレポート
D’station Racing
Race Report 001 – 2018. 4.9
予選20番手からの大逆転劇!
作戦的中で2位表彰台をゲット
AUTOBACS SUPER GT SERIES Round.1 Okayama
April 7-8 2018
今年こそ悲願の初勝利、そしてチャンピオンを目指す──。2018年、D’station Racingにとって2年目のSUPER GTへの挑戦が始まった。チームは今季に向け、エース藤井誠暢を軸に、昨年二度の表彰台をもたらしたスヴェン・ミューラーのフル参戦も決定。2018年版にアップデートされたポルシェ911 GT3 Rを投入する。
迎える4月7〜8日の開幕戦は、岡山国際サーキットが舞台。オフシーズンのテストも好調で期待がかかるシーズンの幕開けだったが、岡山はどちらかというとD’station Porscheにとっては苦手とするコース。ただチャンピオンという目標に向け、開幕ダッシュを決めたいレースだ。
すでに桜の季節も過ぎ、暖かくなってから迎えた7日の予選日だったが、前日から岡山は季節外れの寒さに見舞われる。SUPER GTではレースウイークの気温を予測したタイヤを持ち込むが、あまりの冷え込みに多くのチームがタイヤの白熱に苦しむことになる。もちろん、D’station Porscheもその例外ではなかった。7日朝の公式練習では1分27秒403というベストタイムで17番手と苦しい順位となった。
ただ、いたずらに予選結果を追い求めることも禁物だ。午後の予選Q1はミューラーに託し、Q1突破を目指す。しかし、ポルシェワークスドライバーの腕をもってしても1分26秒730というタイムで20番手。もう少し前の順位ならばレースでのジャンプアップも見込めるが、下位スタートはリスクも大きい。ただ、チームが笑顔を取り戻すことになったのは、予選後行われたPCCJの決勝で、星野敏オーナーが3位表彰台を獲得したこと。レース後、パドックでは星野オーナーの誕生日パーティも行われ、チームは「いいプレゼントを贈ろう」と決勝での逆襲を誓った。