更新日: 2018.05.08 11:17
LEXUS GAZOO Racing スーパーGT第1戦岡山 レースレポート
Q2は、直前のGT300クラス予選中に激しい雨に見舞われ、GT500クラスもウエットコンディションに。ウエットタイヤで大嶋和也が懸命なアタックを見せた6号車が4番手。国本雄資の19号車が7番手から決勝レースに臨むこととなりました。
GT300クラスでは、Q1で嵯峨宏紀がドライブしたTOYOTA PRIUS apr GT 31号車が5番手、中山雄一がQ1を担当したK-tunes RC F GT3 96号車が10番手でQ2へ進出。
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は24番手、TOYOTA PRIUS apr GT 30号車が25番手、arto RC F GT3 35号車は28番手でグリッドが決定しました。
Q2は直前に雨が降り始め、一転ウエットでのアタックに。ベテラン新田守男がアタックを担当した96号車が6番手。今季よりGT300クラスに戦いの場を移した平手晃平が駆る31号車が7番手グリッドを獲得しました。
決勝
8日(日)は、昼頃には天候が回復。気温はやや肌寒いものの、太陽が顔を出したことで路面温度も上昇。気温11度、路面温度22度というコンディションの下、午後2時40分、岡山県警の白バイ先導によるパレードラップに続き、82周で競われるレースのスタートが切られました。
スタートでは、4番手グリッドの6号車がポジションをキープする一方で、7番手の19号車はスタートで出遅れポジションダウン。これに対し好スタートを切った1号車が序盤から猛烈な追い上げを見せました。
1号車を駆るキャシディは、スタートで6位に浮上すると、すぐにもう1台パスし、GTデビュー戦となるローゼンクビストの6号車に迫り、GT300クラスとの混走に苦しむ6号車を16周目にパス。さらに前を行く3台を追っていきました。
1号車は22周目に前車をパスし3位へ。その後、2位の車両がジャンプスタートのペナルティで後退したため2位に浮上すると、次々に現れるGT300車両をかいくぐりながら、トップに迫りました。
1号車のキャシディは、30周目あたりには首位とテール・トゥ・ノーズ状態となり、再三にわたってアタック。36周目のヘアピンでインに飛びこみ、立ち上がりで若干接触したものの、首位を奪取しました。
45周目、首位の1号車はピットへ向かい、キャシディから平川へと交代しましたが、このピット作業で若干タイムをロス。タイヤ無交換作戦を採った1台を含む、2台のライバルに先行を許すこととなり、事実上の3位でコースへ復帰しました。また、接触によるダメージもあり、タイヤが暖まっていないアウトラップで6号車にもかわされてしまいました。
しかし平川は諦めず追撃を開始。大嶋へと交代した6号車と表彰台を賭けての激しいバトルを展開し、54周目のヘアピンで6号車をかわして3位へポジションを上げました。