更新日: 2018.04.13 11:07
31号車TOYOTA PRIUS apr GT スーパーGT第1戦岡山 レースレポート
公式予選Q1
4月7日(度)14:45~15:00
公式予選のQ1を担当したのは嵯峨選手。開始直前にポツリポツリと来たものの、それは一瞬のこと。もちろんドライタイヤを装着してのアタックとなった。気温は9度、路面温度は15度と、公式練習よりは多少上がっていたとはいえ、想定よりは圧倒的に低め。そのため、ウォームアップは極めて入念に行われ、アタックは5周目から行われることとなった。
しっかり熱の入ったタイヤで嵯峨選手はコースを激しく攻め立て、まずは1分26秒901をマーク、次の周には25秒770にまで短縮を果たし、いったんここでクールダウン。ラストアタックに討って出るも、惜しくもタイムアップならず。それでも嵯峨選手は5番手につけて、Q1突破に成功する。
公式予選Q2
4月8日(土)15:30~15:40
従来は12分間の計測だったQ2だが、今年は10分間に短縮。GT500でよく見られる、序盤の待機をなくしてスペクタル性をより高めようという配慮による。だが、そんな待機など、まったく不要な状況となってしまう。というのも、Q1とQ2の短いインターバルに、またもや強い雨が降ってきたからだ。
選択可能なウエットタイヤのうち、最も柔らかいタイプで挑んだ平手選手は、早々にアタックを開始。まずは1分36秒691を記し、次の周はセクター1、2で自己ベストを記録するも、マイクナイトコーナーから最終コーナーにかけて引っかかってしまい、1分36秒100に留まってしまう。
それでもラストアタックで1分35秒543にまで短縮を果たす。その結果#31 TOYOTA PRIUS apr GTは、決勝レースに7番手から挑むことが決定した。
嵯峨宏紀選手
「Q1は、自分でも良くできたと思います。これ以上のタイムアップはちょっと無理と思えるほどプッシュしノーミスでした。今年になって晃平選手と組めることになり僕自身もすごく刺激になっており相乗効果がQ1の結果だと思います。それにしても気持ちよくアタックできたので、明日の決勝も気持ちよく終わらせたい」
平手晃平選手
「一番柔らかいレインタイヤでアタックしましたが、思いのほか雨は降ってこず乾き方向の路面ではブロックが動いて大変でした。オフシーズンにたくさんドライビングさせていただいたのでPRIUSの挙動は、完全に把握しましたので、そのなかで1周のチャンスを使い出したのがQ2でした。この場で戦える環境を下さった皆さまに心から感謝しております」
金曽裕人監督
「裏を読み、この低温路面と雨を味方にしてQ2は誰も履いていない一番柔らかいレインタイヤを装着。もしも、雨が強くなった場合、晃平GT300復帰でポールポジション! さすが晃平!! の可能性があったのでチャレンジしたのは自分です」
「ですが、そんなにうまい話はなく、苦戦させてしまったのも自分です。この後、『攻める姿勢こそレースだ!』と嵯峨選手をなだめる予定です。明日は、その攻める姿勢で悔いなきレースを致しますのでご期待ください」