「バトン選手が走ってもトップタイムでしたし、コンディションが違うとはいえ僕もトップだった。バトン選手と僕の進化以上に、いいインパクトを残すことができたのではないでしょうか。いつもうまくいくようにやっていますが、ここまでうまくいったテストはひさびさですね」
また、2日間のトップタイムを記録したバトンも「トップは良い気分だね! 今日は昨日に比べて冷え込んでいて、みんなタイヤの発熱に苦労したと思うけど、僕たちも昨日とは大きく違ったので大変だった。タイヤの比較をしたり、ナオキがロングランをやってくれたし、昨日からも大きく進歩できた」と語っている。
「ウエットでもナオキがすごく速かったし、いいテストをしてくれた。ハッピーだね! 鈴鹿ではとても速かったし、チームも富士、鈴鹿に向けて自信をつけたと思うよ。特に僕がね(笑)。スーパーGTは本当に簡単じゃないよ。とても難しいし、他のモータースポーツとは違う。そんななかでこのタイムを記録できたのは自信になるし、僕もナオキももっとプッシュしていきたいね」
GT500の2番手にはARTA NSX-GT、3番手にはKEIHIN NSX-GTが続き、NSX-GT勢がトップ3を独占。ZENT CERUMO LC500、WAKO’S 4CR LC500、KeePer TOM’S LC500とレクサス勢が続き、7番手にカルソニックIMPUL GT-RがつけGT-R勢の最上位となった。上位はブリヂストン勢が占めている。
GT300クラスでも、ブリヂストン装着車がワン・ツー。K-tunes RC F GT3がトップタイム、LEON CVSTOS AMGが続き、3番手にはHOPPY 86 MCがつけた。この日はニュルブルクリンクから戻った松井孝允がドライブしているほか、土屋武士も午前に3周ステアリングを握った。
2日間の総合トップタイムは、今回のテストに新エアロを持ち込んだシンティアム・アップル・ロータスがマークしたが、ドライバーの加藤寛規は「僕たちはタイヤを含めて予選に向けたところを重視してトライをしています。まわりはロングランが多いと思うので、一概には喜べませんね」と語っている。
「とはいえトップにいられるのはタイムが出ているということなので、上の方にいられる安心感はあります」


