更新日: 2018.05.08 11:17
LEXUS GAZOO Racing スーパーGT第2戦富士 レースレポート
スーパーGT 第2戦
FUJI GT 500km RACE
LEXUS LC500、“ホーム”富士で2-5位フィニッシュ
GT300クラスでは嵯峨/平手組プリウスが2位表彰台
富士スピードウェイでSUPER GT第2戦が500kmレースとして開催。LEXUS勢は中盤まで首位を走行しましたが、2度目のピット作業で逆転を許し、ヘイキ・コバライネン/坪井翔組 DENSO KOBELCO SARD LC500 39号車が2位、立川祐路/石浦宏明組 ZENT CERUMO LC500 38号車が3位表彰台。
4位、5位にもLEXUS LC500が入り、LEXUS勢は惜しくも勝利を逃したものの、長丁場のレースで2位から5位を占める結果となりました。GT300クラスでは嵯峨宏紀/平手晃平組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車がレースを通して上位を争い、2位表彰台を獲得しました。
SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」が5月3日(木)、4日(金)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。
恒例となったゴールデンウィーク開催の富士大会。例年通り、通常よりも長い500kmで争われました。
今大会は、WEC(世界耐久選手権)開幕戦スパ6時間に参戦する中嶋一貴と小林可夢偉が欠場。代わりのドライバーとしてau TOM’S LC500 36号車はジェームス・ロシターが、39号車は若き坪井が出場することとなりました。
◆予選◆
3日(木)は、前夜からの暴風雨は朝方には止んだものの、併催のFIA-F4の予選中に霧が濃くなり、赤旗で中断されると、その後の走行セッションもキャンセルに。午前中に1時間45分に渡って予定されていたSUPER GTの公式練習は、天候の回復した午後に僅か30分間のみ、加えて通常は2セッションのノックアウト方式で行われる予選も、各クラス20分ずつ、各1セッションのみの計時方式へと変更されて行われることとなりました。
昼のピットウォークの頃には霧も晴れて日差しも顔を出し、路面も完全なドライに。やや風は冷たいものの、気温21度、路面温度34度というコンディションで午後2時45分より予選が開始されました。
GT500クラスは午後3時15分に開始。セッションが始まると同時にほとんどの車両がコースインし、5周ほどでアタックを終えるとピットイン。
1度目のアタックを終えた時点で、全15台がほぼ1秒以内に入るという、今季のSUPER GTを象徴する、極僅差での争いとなり、セッション後半も緊張感溢れるアタックが繰り広げられました。
各車1分28秒台をマークしての争いとなる中、“富士マイスター”とも呼ばれる38号車の立川が、唯一1分27秒台に入れる驚速タイムでトップに浮上。終盤各車タイムを更新していくも立川のタイムには及ばず、立川が自身の持つGTでの通算ポールポジション記録を更新する23度目のポールポジションを獲得。2番手には16kgのウェイトハンデを積みながらも、38号車と僅か0.13秒差のタイムをマークした大嶋和也のWAKO’S 4CR LC500 6号車が続き、LEXUS LC500は“ホーム”富士でフロントローを独占する速さを見せました。
関口雄飛、コバライネンがアタックした36号車と39号車がそれぞれ4,5番手。国本雄資がアタックしたWedsSport ADVAN LC500 19号車は8番手、重めのウェイトに苦しみながらも健闘を見せた平川亮のKeePer TOM’S LC500 1号車は惜しくも他の車両に引っかかり9番手となりました。それでもLEXUS勢は、前戦岡山で苦戦した予選で最前列独占、トップ5に4台、そして全車がトップ10グリッドと速さ復活をアピールしました。
GT300クラスでは、今季よりSUPER GTにデビューし2戦目の18歳、宮田莉朋がアタックを担当することとなったSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が大健闘を見せ6番手グリッドを獲得。平手晃平がアタックしたTOYOTA PRIUS apr GT 31号車も速さを見せ7番手。K-tunes RC F GT3 96号車は18番手、TOYOTA PRIUS apr GT 30号車が25番手、arto RC F GT3 35号車は27番手から決勝レースに臨むこととなりました。