■Q2

 Q1が延長されたため、GT300の予選Q2は当初の予定より10分遅れた15時30分にスタートを迎えた。10分間の短期決戦となるQ2に進出した各車はセッション開始直後から念入りにウォームアップを行っていく。

 セッション残り2分30秒を切ってくるとタイムアタックが本格化。まずはSYNTIUM RC Fの宮田莉朋が1分56秒461のターゲットタイムを記録すると、2017年チャンピオンのグッドスマイル 初音ミク AMGの片岡龍也が1分56秒388で暫定トップに浮上する。

 しかし、その片岡のタイムを上回ったのが、公式練習から好調なK-tunes RC Fの中山。これまでのコースレコードを2秒以上上回る1分55秒531を記録してトップにつけた。

 その後方からはHOOPY 86の松井孝允がセクター1~2で中山のタイムを上回る走りをみせ、さらにコースレコードを縮めてポールポジションを手にするかと思われたがセクター3で失速。自己ベスト更新はならず2番手に終わり、K-tunes RC Fの初ポールポジションが確定した。

 今季からGT300クラスに参戦しているK-tunes Racing LM corsaにとってはこれが初ポール。またQ2のアタックを担当した中山にとっては自身2度目のポール獲得となった。

 アタック後、マシンを降りた中山は「レクサスRC Fで初めてのポールポジション。一番いい走りができました」とコメント。パートナーの新田も「まさか、あんなタイムが出るなんて、僕自身もびっくり」と中山のアタックをたたえている。

 2番手はHOPPY 86が獲得。3番手に初音ミク AMG、4番手にSUBARU BRZ R&D SPORTが続き、FIA-GT3とJAF-GT、マザーシャシーが入り混じる結果となっている。

 テクニカルな鈴鹿を得意とするJAF-GT、マザーシャシーを抑えてポールポジションを獲得したK-tunes RC F。4月に鈴鹿で行われた公式テストでもブリヂストンユーザーが速さを発揮しており、本戦でもそのパフォーマンスが発揮された形となった。

 20日(日)に控える決勝レースは、これまでの1000kmではなく、通常レースと同様の300km。明日は気温も上昇するとみられており、これまで以上の超高速戦が繰り広げられることになりそうだ。

 スーパーGT第3戦鈴鹿の決勝レースは20日、14時40分にスタートする。

本日のレースクイーン

池永百合いけながゆり
2025年 / スーパーGT
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