投稿日: 2018.05.21 10:12
更新日: 2018.05.21 10:36
更新日: 2018.05.21 10:36
GT500×DTMの交流戦にFIAが“ワールドカップ”の打診も「SGTがまずありき」と坂東代表
Ryuji Hirano / autosport web
なお、交流戦についてはミッドシップレイアウトのホンダNSX-GTは出場することが可能だが、「2020年からのクラス1はFR規定となっており、もしワールドカップとなればFIAの管轄となるので、NSXは出場できない。これについてはホンダと話していく」としている。
また、気になるのは2018年限りでメルセデスAMGがDTMを撤退することによる、DTM自体の将来だ。坂東代表は常々ITR e.V代表のゲルハルト・ベルガーとコミュニケーションをとっているが、坂東代表は「DTM側は(アウディ、BMWに次ぐ)第3のメーカーを探している」と語った。
「第3のメーカーはまだ確定ではないが、2020年には参戦の可能性がある。また、アウディ、BMWの車種を増やしたり、プライベーターの参戦を増やし継続したいとしており、それなら交流戦は実現できる」と語った。
「DTMも新しくドイツの民放でテレビ中継がはじまったりしている。今後DTMがどうなるのかは、我々の組織ではないこともあり、不安を自分たちが持つ必要はないと思っている」と坂東代表。
日本が世界に誇る屈指のレーシングカーであるGT500、そしてドイツメーカーが作り上げてきたDTM車両との交流戦は、世界的に注目を集めるイベントだ。今から楽しみに待ちたい。
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