LEXUS TEAM WedsSport BANDOH スーパーGT第5戦富士 レースレポート
■決勝 8月7日(日)10位
□天候:晴れ | コース:ドライ
気温/路面温度 開始:33度/54度>中盤:31度/51度>終盤:32度/48度
真っ青な空の下、富士スピードェイに集結したレースファンは3万人を超えた。昨日の予選で8番グリッドを獲得した19号車WedsSport ADVAN RC Fのスタートドライバーは国本選手。いつものように警察車両と白バイ隊が交通安全を呼びかけるパレードラップから走り出した。パレードラップの後、フォーメーションラップから、最終コーナーを立ちあがり、蜃気楼が揺らめく彼方からモンスターマシン達が姿を現した。次第に大きくなる姿とエンジン音。そしてコントロールラインのレッドシグナルがグリーンに変わった瞬間、3万人のレースファンが見守る中、第5戦の幕が上がった。
オープニングラップは牽制しながらもおとなし目なスタートを切った500クラス。19号車WedsSport ADVAN RC Fのステアリングを握る国本選手も、ポジションキープ(8位)でレースを展開。しかし5ラップ目には早くも15号車がトラブルのため戦線離脱し、7ラップ目には前を行く24号車もトラブルを抱え、相次いでピットへ。19号車WedsSport ADVAN RC Fは6位にポジションをアップ。レースは淡々と進んだかのように思えたが、各所でマシントラブルで後退を余儀なくされるマシンが序盤から目立ち始めた。
19号車WedsSport ADVAN RC Fを操る国本選手はライバルが離脱する姿を尻目に冷静にレースを展開。ポジションを死守しながらレースは18ラップを数えた1コーナー立ち上がりで300クラスのマシンのボンネットが飛んでしまうアクシデントが発生。この処理にセーフティーカーが入る。チームの作戦では最低周回数の24ラップでピットインすることを決めていたが、思わぬアクシデントで、ピットのタイミングが難しい状況になってしまった。関口選手もレースの状況に備えて、戦闘態勢を整え状況を見守る。
そして、セーフティーカーは22ラップ目にホームストレートで隊列を組みなおすと、再度セーフティーカー先導で走り出した。そして2ラップほど走った後、コースはクリアと判断され、セーフティーカーは退場しレースはリスタートされた。これと同時にピットレーンもオープンし、当初の予定通り19号車WedsSportADVAN RC Fはピットイン。素早いピット作業で国本選手からバトンを受け取った関口選手を戦列へと送り出した。この時点でピットに入ったのは19号車、8号車、64号車の3台のみ。他のライバルはレースを続行した。
そして、ピットアウトした時点で11位にポジションを構えることとなった19号車WedsSport ADVAN RC F。26ラップ目には10位へ、29ラップ目には9位へポジションをアップしレースを展開。レースも中盤に差し掛かった30ラップを超えたころにはライバルのピットのタイミングも手伝い、8位にまでポジションを上げるが、思うようにペースが上がらず、苦戦を強いられライバルとの激しいポジションを展開するが追い上げが厳しく10位までドロップしてしまう。しかし、関口選手は着実にレースを展開し、19号車WedsSport ADVAN RC Fをゴールへと導き、ポイント連続獲得数を14戦に伸ばした。