ただし、スポーティングレギュレーションの規定により決勝スタートが遅延された場合、この義務付けのピットイン回数は審査委員会の承認のもと減らす場合があるほか、不可抗力により途中でレースが中止された場合は、この条項は適用されない。
また、タイヤの持ち込み本数も変更された。こちらは2015年までメーカー毎に1台あたりドライタイヤ11セット、ウエットタイヤ13セットとなっていたが、今季は1台あたりドライタイヤ12セット、ウエットタイヤ14セットに変更された。なお、今季第1戦以降その供給先のエントラントのいずれもが優勝できなかったタイヤメーカーは、ドライタイヤの持込本数を1台当たり1セット追加できる(これは他のラウンドでも同様)。
昨シーズンまでのGT500クラスでは、ランキング上位のマシンを中心にギリギリの燃費を攻める4回ストップを敢行するチームも多かったが、今季はその戦略はできなくなった。ただ、最低5ストップ義務づけはチームに聞くと「それはそれで戦略の幅は広がる」という。真夏の三連戦のラストレースは、どんなレース展開になるだろうか。
