公式予選Q1 5月19日(土) 14:35~15:00

 青空が広がる一方で、強い風が吹き荒れるなかで行われた、予選のQ1を担当したのは佐々木選手。後半に路面状態が向上することを見越し、すぐにピットを離れず、かつ普段より入念にウォームアップを行なっていた。最高の状態に整えたところで、いよいよアタックを開始! 激しく#30 TOYOTA PRIUS apr GTを攻め立てていた佐々木選手であったが、なんとその最中に赤旗が……。
 
 逆バンクでクラッシュした車両があったためだ。本来ならば、そのまま終了となってもおかしくないタイミングではあったが、残り6分間の計測で再開されることとなったのは不幸中の幸い。再開と同時にピットを離れ、サイドアタックをかけた佐々木選手。
 
 すでにタイヤのピークは過ぎていたものの、その状態での限界を極めて1分58秒251を叩き出す。だが、Q1突破ラインにはコンマ2秒及ばず、19番手で予選を終えることとなった。
 

永井宏明選手

「タイミングの問題でQ1敗退ですが、マシンも乗りやすくなってます。スタッフ全員のモチベーションも高いので明日に気持ちを切り替え走りで、その流れを払拭したいと思います」

佐々木孝太選手

「アタックタイミングで赤旗……あり得ないタイミングの悪さでした。その後も、全力でアタックしたがピークを過ぎたタイヤではこれが限界でした。順当にアタックできていればQ1はクリアー確実だっただけに非常に悔やまれる。明日は、ホームコースなのでシングルフィニッシュは狙いたいです」

金曽裕人監督

「タイミングの悪さと、0.2秒に泣かされました。今年の傾向で、ツキのないことが結果の出ない一番の要因となっております。明日は大応援団も来られますので、ツキは戻ってくると信じています。両名の素晴らしいドライビングにも期待し、是非ポイントを獲得したいです」

決勝レース(52周) 5月20日(日) 15:20~

 当初の予定では、15時5分から決勝レースのスタート進行が始まり、20分間のウォームアップ走行が行われるはずだったが、サーキットのシステム障害によって進行に遅れが生じてしまう。
 
 せっかくの五月晴れのなか、スタンドを埋め尽くした観客にとっては、さぞ手持ち無沙汰だったことだろう。結局、40分間の遅れでウォームアップ走行が開始。スタートを担当する永井選手が最初に#30 TOYOTA PRIUS apr GTに乗り込み、まずはイン~アウトを行なった後、3周の計測で2分3秒647をベストタイムに。
 
 残り4分のところでドライバー交代の練習も兼ねて、佐々木選手にチェンジ。1周だけの計測ではあったが、2分3秒173をマークする。注目の決勝に19番手からスタートした永井選手は、まずポジションキープからの発進に。その後のバトルでポジションの変動があり18番手に順位をあげた。
 
 2分2秒台から3秒台でコンスタントに走行し、後半へのセーブモードをキープし続けていた。そんななか、13周目からセーフティカーが導入される。GT500車両がデグナー立ち上がりでスピンし、ストップしていたためだ。

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