更新日: 2018.06.24 00:27
DTMとスーパーGTがノリスリンクで共同会見。『クラス1』技術規定を公開
■交流戦も早ければ2019年に実施へ
また、坂東代表は「スーパーGTとDTMが同じ目的を持って進めきたクラス1規則が、その詳細に至るまで完了し、発表を迎えることができました。ベルガー会長、マニュファクチャラー各社、関係各位のこれまでのご尽力に心からの感謝を申し上げます」と語っている。
「同じパーツを使った車両によるレースがヨーロッパのDTM、アジアのスーパーGTとして行われるという、私たちが追い求めて来た理想に大きく近づき、そして交流戦が現実のものとなりました」
「昨年、両シリーズ車両によるデモンストレーションを日本とドイツで実施し、成功裏に終えたことからも分かるとおり、私たちのコラボレーションは深化しております。2019年にここドイツと日本で、今度はデモンストレーションではなく、両シリーズの車両が競い合う交流レースを行います」
「両国の、そして世界のモータースポーツファンに、史上初の試みとなるレースをお楽しみいただくことができます。今後、両シリーズがともに発展していくことを強く信じ、2019年のスーパーGTとDTMの交流戦を、今から待ち遠しく思っております」
坂東代表が語るとおり、この日は双方からGT500マシンとDTMマシンによる交流戦が早ければ2019年にこの時点の車両(BoPで調整)で行い、ヨーロッパとアジアで各1回を開催、さらに2020年以降の交流戦は両シリーズともクラス1車両で行われることも発表された。
これまで数多くの困難を乗りこえながら、日独のシリーズによる統一規定がついに実現した。両シリーズがともに戦うシーンまであとわずかまで近づいているこの日の発表内容となった。