更新日: 2018.06.29 21:30
【水瀬きいチーム激励連載】クラッシュとアクシデントの大きな代償:スーパーGT第3戦鈴鹿
続いては、16号車MOTUL MUGEN NSX-GT。手塚長孝監督にうかがいました。
きい:前戦鈴鹿で、第1スティントを担当していた武藤(英紀)選手がスティント終盤にコースから姿を消し、リタイアとなりました。その際はどんなクラッシュだったのでしょうか?
手塚長孝監督(以下、手塚監督):タイヤのグリップが落ちてきちゃって、もう結構辛い状態。セーフティカー明けにプッシュして、だいぶグリップダウンしてきたので「よし、(ピットに)入れようか! って入る準備もして、次にストレートへ来たら呼ぶね! って言ってた矢先の出来事でした。
きい:そんなギリギリのタイミングだったんですね。損傷箇所は?
手塚監督:壊れたのはフロント周り。バンパー、ラジエーター、フロントのカウル関係が壊れていて、でもサスペンションは生きてました。会社に帰ってから直すのは大変でした。
きい:修理には、どれくらいの期間を要しましたか?
手塚監督:(第3戦鈴鹿後に)ヨコハマタイヤはスペシャルテストがあったのでそれに向けて一生懸命、みんな夜なべして修復しました。3日くらいかかりましたね。おかげでここ(タイ)に来るまでにテストで作動確認はできているのでバッチリです!
きい:そして気になる損害額ですが……?
手塚監督:約1000万円くらい、かかっちゃったかな。
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今回うかがった両チームとも、まさかの損害額……!(汗)。そして両チームとも第1スティントでのアクシデントでした。
今回はシリーズ唯一の海外戦、タイラウンドですし、すべてのチーム、ドライバーが思い切り、かっこよく、そして最後まで安全に走ることを祈ってます。……そうなると、次にの企画ができなくなっちゃうんですけどね。