LEXUS GAZOO Racingの高橋敬三主査は「レクサスの新しいフラッグシップクーペで参戦することで、レクサスの挑戦的なデザインや走行性の高さを知ってもらえたらと思っています」と語った。
「この新型車両は数日前に完成したばかりですが、テストを進め、来年にはその性能を発揮したいと思います」
また、GTアソシエイションの坂東正明代表は「17年規定の特徴は『安全性のさらなる向上に焦点をあてた技術規則です。現行のGT500クラスは年々そのスピードを増しており、世界最速のGTレースと称される興奮をお届けしていると自負していますが、一方で行きすぎたスピード競争が大きな事故に繋がるのではないかと懸念しています」と語った。
「マニュファクチャラーやタイヤメーカー、チームの技術進化に歯止めをかけるつもりはありませんが、異次元の領域に踏み込んでいるGT500のコーナリングスピードに対し、フロントスプリッター、リヤディフューザーに対してダウンフォース25%削減を目指しました。また、さらなる安全性向上のためにコクピット内に後部隔壁を設置し、リヤウインドウの素材もカーボンに変更すること等が認められています」
「スーパーGTはスピードと燃費性能を両立させたエンジンや、より長い距離を走ることができ、かつより速く走ることができるタイヤなど、地球に優しいレースでありながら、かつ世界最速のGTレースを今後も目指していきます」
今後、レクサスLC500はスーパーGT第6戦鈴鹿のレースウイークにも一般向けに展示が予定されており、その後市販車とともに17年春のデビューに向けて、日本国内でテストが行われていく予定だ。また、ニッサン、ホンダの新GT500車両は今シーズン最終戦のもてぎでの公開が予定されている。


