トークショーの後は待望のデモラン。ブルーとホワイトの2台のマシンは、TRDのスタッフの手により火が入れられ、スープラの低い咆哮とTS010の甲高いV10サウンドが鈴鹿のスタンドに響き渡った。しかし、いざデモランがスタートしようかというとき、なんとTS010が失火してしまう。


TS010は右京監督を乗せたまま、下り坂の鈴鹿のメインストレートを使って押しがけが試みられるが、ピットロード出口付近まで行っても残念ながらエンジンはかからず。20年以上前のレーシングカーを走らせる難しさが出てしまった。
そこで、寿一監督駆るエッソウルトラフロースープラのみのデモランとなったが、いざスタートしようとするも、スープラもガクンと失速してしまう。まさか2台とも……!? と一瞬どよめきが起きたが、これは寿一監督のさすがの演出。無事リスタートすると、本番では無かったスープラのナイトランが実現。スタンドは大きな拍手に包まれた。

最後は寿一監督から、「鈴鹿1000kmの表彰台に立ったドライバーたちにぜひ大きな声援を送って欲しい」とメッセージが。前夜祭は決勝に向けて大きな盛り上がりをみせて幕を閉じた。