■8月26日(日) 世界の強豪チームと渡り合い、5位でゴール

 26日(日)、決勝日はレースウィーク中最も気温の高い1日となった。午前10時、気温は早くも32度、路面温度も44度まで上がる猛暑の中、決勝レースはスタートした。

 SUZUKA 10 HOURSの主なルールとして、1回のドライビングスティントは最大65分までと定められている。また、給油を伴うピットストップは82秒以上かけなくてはならない。82秒あればタイヤ4本を交換するには十分余裕がある為、同じ耐久レースでもSUPER GTとは大きく異なる戦略でレースを運ぶ。

 最初のスティントは片岡選手が担当した。スタートに定評のある同選手、1周目に早速3台抜いて18位にポジションアップする。その後一時20位までポジションを落とすが22周目には18位に戻し、23周目にライバル達より早く1回目のピットインを行い、谷口選手に交代した。

 第2スティント、谷口選手はアウトラップで32位となるも、その後他車が続々とピットインした事も手伝って、35周目には11位までポジションを上げる。だが、1つ前の10位を走る28号車(HubAuto Corsa)との差は大きく、ペースがほぼ同じだった為に順位が膠着する。50周目、11位のままピットイン、可夢偉選手へと交代した。

 第3スティント、可夢偉選手は69周目に8位までポジションを上げるが、ペースが上回る66号車(AUDI SPORT TEAM WRT)に追いつかれ、一進一退の攻防を繰り広げる。なんとか66号車を抑えたまま79周目に3度目のピットイン。ちょうどこのタイミングで58号車(Garage 59)のマクラーレンがクラッシュした為、フルコースイエローとなり、80周目にはセーフティーカー(SC)が導入される。

 第4スティント、可夢偉選手から再びバトンを受け取った片岡選手はSCの隊列に加わる形でコースインとなった。84周目にSCは解除となりレースは再スタート。再び後ろから迫り来る66号車を抑えつつ、前を走る911号車(Manthey-Racing)を追う。なんとか66号車に道をゆずることなく104周目に10位でピットイン、2度目の谷口選手に繋ぐ。

 第5スティント、谷口選手のアウトラップは16位。好ペースで走行し徐々に順位を上げ、4時間を経過した時点で9位。この頃には888号車(Mercedes-AMG Team GruppeM Racing)のAMG GT3がトップで独走状態に入っており、00号車と同じ車とは思えぬハイペースで後続を引き離していた。
 132周目に8位でピットイン、2度目の可夢偉選手と交代する。

 第6スティント、可夢偉選手は150周目に75号車(Sun Energy 1 Racing AUS)のAMG GT3をパスして7位にポジションアップ、その順位のまま160周目にピットインして3回目の片岡選手へ。

 第7スティント、この頃には後続との差も大きくなっており、片岡選手3度目のスティントはアウトラップでも7位を維持していた。しかし前を走る66号車との差も30秒以上あり、詰めることができない。189周目にピットイン。

メルセデスAMG・チーム・グッドスマイルの00号車メルセデスAMG GT3

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