スティント中盤、ライバルとの熾烈なバトルを展開するが、無理をしすぎずタイヤを温存しつつ、後半のスパートに賭ける。その後も順調にラップを重ね、13位まで順位を回復。一時は25番手まで順位を落としたものの、ポイント圏内も見えてくる展開に。

 63周を迎えたタイミングで、菅生の魔物が現れる。バトル中の接触でGT300のマシンがクラッシュし、セーフティカーが導入される。これで、前の車との差はリセットされ、上位進出も見えてくる展開に。セーフティカー導入中にトラブルでピットインしたライバルがいて、順位は12番手に。ポイント圏内まで、あと2つ。

 小林選手、チームの気合いもさらに高まる。そして71周目にセーフティカー解除。再スタートとなる。小林選手は気合いのアタックで、ライバルをプッシュし続けます。この間にピットスルーペナルティを受けた車両があり、順位は自動的に11番手に。あと1つ。

 10番手のライバルを追い詰め、ポイント圏内目前まできた最終ラップになんと、HPコーナーで背後から強引に仕掛けてきたライバルに接触を受け、その隙に別のライバルに交わされ、12番手に後退しそのままチェッカー。

 レースでは速さを見せつけ、いいペースで走行ができていたが、ポイントを目前にし、不運な接触で悔しい結果となった。レース終了後に、タイム加算ペナルティを受けた車両があり、最終的な順位は11位でレースを終えた。

 今回の菅生ラウンドは、シリーズにおいても非常に重要で、マシン的にも期待が持てるラウンドであったが、不運が重なり非常に悔しい結果となった。しかし、マシンのセットアップは、かなり進んできており、ドライバーのマシンへの信頼度も高くなってきている。

 実際に今回のレースでも、ペースは表彰台の狙えるところで走行はできており、速さを見せることができている。菅生は悔しいラウンドとなったが、まだシリーズチャンピオンへの可能性はあり、逆に今回ポイントウェイトが増えない結果になったため、次戦のオートポリスで大量ポイント獲得の期待もさらに高まるので、しっかりと準備を行い、チャンピオンへ向け全力で挑んで行きます。

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