公式予選 Q19月15日(土)14:15~14:47

 今年からGT300のQ1は2組に分けて計測されることが可能となったが、SUGOで初めて実施されることとなった。もちろんトラフィックの解消が理由である。『#30 TOYOTA PRIUS apr GT』が挑むのはB組。そのQ1は織戸選手が担当した。

 公式練習でドライコンディションを走れていないことから、そのままウエットコンディションであることが期待されたが、想いは天に届かず。すでに雨はやんでおり、ライン状はすっかり乾いた状態。

 本来ならば、しっかりコンディションを確認した上でアタックと行きたいところであるし、なおかつ気温は 23 度、路面温度は 25 度と低めであっただけに、より入念なウォームアップが必要とされたものの、2組に分けられたことで通常よりも計測時間は5分間短い10分間とあって、そうもいかず。

 さらに開始早々に赤旗が出され、残り9分間の計測と、さらに厳しい状況となったため、再開後の織戸選手は1周だけのウォームアップで、さっそくアタックをかける。

 しかし、ドライコンディションで走れていないハンデは、予想以上に大きくセットもタイヤ選択も確認ができてない状況では、織戸選手をして、1分20秒231を出すのがやっとで、『#30 TOYOTA PRIUS apr GT』はグループ下位に。決勝レースには13列目から挑むこととなった。

永井宏明選手

 ミッショントラブルで止まっていた1時間が全ての要因ですが、織戸選手の加入によって流れは確実に良くなっているので明日に期待したいと思います。それにしても、この天候にはまいりますね。決勝は、晴れても雨でもチーム全員で最高の結果を目指したいです。

織戸学選手

 セットもタイヤもわからないまま、全力でアタックしましたが、今のマシンバランスではこれが精一杯でした。でも、どこが悪いかは確実に把握しましたので、明日の決勝に向けては かなり良くなると思いますのでご期待ください。

金曽裕人監督

 公式練習が始まって間もなくミッションがスティックしてしまって、要因はすぐ治るものだったから良かったんですが、大事をとってバラしているうちに、予想より早く雨が降ってきてしまって、ドライで走れなかったんです。それでタイヤチョイスができない、セットアップも何も見られていないという状況になって……。

 それでも、ウエットではそこそこ走れていたので、予選は濡れたままであることを期待したんです。でもドライ。どんな状態か分からないなかでアタックをしても、やはりうまく行きませんでした。決勝での追い上げに期待します。

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