更新日: 2016.08.30 15:44
アウディジャパン スーパーGT第6戦鈴鹿 レースレポート
一方Team TAISAN SARDは、今回新型Audi R8 LMSで4戦目となりました。1000kmという長丁場のレースにむけて、第3ドライバーに元F1パイロットの中野信治選手を迎えての参戦となりました。
予選Q1はルーキーの元嶋選手が見事に6位で通過。Q2を密山選手が担当し、予選13位からのスタート。決勝では第1第4第6スティントを元嶋選手、第2スティントを密山選手、第3第5スティントを中野選手がドライブするという作戦を取りました。
あいにくスタート直後に元嶋選手が後続車に追突されるトラブルにあい、ピットインを余儀なくされ大きく順位を下げましたが、その後上位チームに匹敵するレースラップを重ね20位完走を果たしています。
Team TAISAN SARD 近藤尚史チーム監督のコメント
「やはり序盤のアクシデントがもったいなかった。それをきっかけに勝負権がなくなり機運が下がりピットのミスも重なってしまいました。元嶋選手のレースラップが速いことはわかっていたので、規定ぎりぎりまで彼に任せる作戦を取りました。中野選手もほぼぶっつけ本番ながら、レース中にアジャストしてタイムを出してくるのはさすがでした。次のもてぎの準備を進めて挽回したいと思います。」
元嶋佑弥選手のコメント
「接触の影響が意外に大きく、レースとしては厳しい結果になってしまいましたが、鈴鹿は好きなコースでもあり後半は、いいペースで自信をもって走ることができました。もてぎでも表彰台のチャンスはあると思いますので、Audi R8 LMSのポテンシャルをすべて出しきりたいと思います」
密山祥吾選手のコメント
「ちょうど雨が降り出したり、ピット作業のミスが重なるなど難しいスティントになってしまいました。ただ、マシンの速さは確実に高まっていますし、いい傾向にあると思います。次のもてぎのコースレイアウトはAudi R8 LMSに合っていると思いますし、しっかりといいレースをしたいと思います。」
中野信治選手のコメント
「ほぼぶっつけ本番のマシンで最初はとまどいましたが、レースの中でようやく少しつかめました。個人的にはまだまだ気持ちよく全力でいけるレベルには達していないのですが、Audi R8 LMSのポテンシャルの高さを感じましたし、GT3勢の中でトップ争いができるクルマだとわかりました。日本のレースに出ることができてうれしいですし、またチャンスがあればぜひトライしてみたいです」
SUPER GT第7戦は10月8 – 9日、タイのチャン・インターナショナル・サーキットにて開催予定です。
アウディは、ハイブリッドレーシングカー Audi R18でルマン24時間レースをはじめとする世界耐久選手権(WEC)と、Audi RS 5 DTMでDTM(ドイツツーリングカー選手権)に参戦しています。またカスタマーモータースポーツとしてGT3レースカーAudi R8 LMS を世界中のプライベートチームに供給するなど、モータースポーツ活動全般を支援しています。今後はさらにAudi Sportを、アウディのスポーティなブランドイメージをより一層強調するサブブランドとしてグローバルで展開していきます。今年7月には、日本国内のコミュニケーション拠点Audi Sport店を全国24店舗オープンしております。