#46 GT-Rは黄旗を見落として前車をパスし、10秒のペナルティストップを課せられてしまいましたが、その後はミスもなく速いペースでリカバーに務め、見事表彰台を獲得することになりました。この3位入賞で13ポイントを加算した本山は、シリーズランキング8位につけています。
ポイントリーダーの座と引き換えに限度一杯となる100kgのハンディウェイトを搭載する#1 GT-Rは、12番グリッドからクインタレッリがレースをスタートすることになりました。ウェイトが効いて一発のタイムではライバルに遅れをとるものの、長い周回を走るレースラップなら互角に戦える。そんな思惑で臨んだ決勝レースですが、計画通りじわじわとポジションアップし、ポイント圏外から上位へと進出してきました。

そしてウェイトの軽いライバルを相手に、ハンディを感じさせないパフォーマンスを見せ、ピットインのタイミングから暫定トップに立つほどでした。レース終盤には4位の座を確実なものとしてファイナルラップに突入しましたが、ゴールまであとわずかとなった裏ストレートでガス欠症状に見舞われてコース上にストップ。それでも1周遅れの6位に順位認定されて6ポイントを獲得し、チャンピオンシップランキング首位の座を維持しています。
7番グリッドからスタートした#24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R(佐々木大樹/柳田真孝)は16周目に他車と接触してS字でコースアウトし、グラベルに足を取られてタイムロス。再スタートすることはできましたが、ロスは大きく12位で完走するに留まりました。

また3番グリッドからスタートした#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、表彰台圏内のポジションでレースを続けていましたが、2度目のルーティンピットで安田からオリベイラに変わった直後、エンジンオイル補給の際に漏れたオイルに引火するトラブルからストップしてしまいレースを終えています。
GT300クラスではクラス6番グリッドからスタートした#0 GAINER TANAX GT-R(アンドレ・クート/富田竜一郎)が健闘。荒れたレースでポジションを上下させたものの最終的には表彰台圏内までポジションアップ。3位入賞で表彰台をゲットしています。
