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投稿日: 2016.09.02 13:51
更新日: 2016.09.02 13:52

本山哲 スーパーGT第6戦鈴鹿 レースレポート


スーパーGT | 本山哲 スーパーGT第6戦鈴鹿 レースレポート

8月28日(日)天候:雨のち曇り 路面:ドライ 気温:24度 路面温度:27度(決勝開始時)

■決勝結果:3位(173周)5h46’49.334(本山→高星→本山→高星→本山→高星)

 台風10号の影響から、この日の鈴鹿は朝から雨に見舞われた。鈴鹿1000kmは通常のレースとはスケジュールが異なり、スーパーGTの走行は11時8分からのウォームアップが最初となる。

 このとき雨は上がっており、路面は回復傾向にあった。しかしその先の行方は読めず、12時30分のレーススタート前、各マシンはスタート時のタイヤ選択、その後の戦略ともに大いに悩むことになった。

 GT500クラスは結局、全マシンがドライを選択し、定刻に鈴鹿1000㎞レースがスタート。オープニングラップから中団では順位の変動が起こったがトップ2台は変わらず、46号車のスタートドライバーをつとめる本山はしっかりと2位をキープしチャンスを待った。

S Road CRAFTSPORTS GT-R
S Road CRAFTSPORTS GT-R

 しかし予想外の路面状況に46号車の選んだタイヤはマッチしておらず、徐々に劣勢に。15周目に順位を落とすとチームは早めに1回目のピットインを行い、体制を立て直そうと試みた。

 18周目に1回目のピットインを行い、ドライバーを高星に変えた46号車は一時2位に順位を戻すがやはりペースは上がらず、そのポジションをキープし続けることはかなわなかった。

 そんななか、高星はなんとか4位で踏みとどまり30周をこなすと、第3スティントは再びドライバーを本山に代え、ここから46号車は反撃に転じる。

 全マシンが2回目のピットインを終えた60周目、その間の本山による猛プッシュで2位に復帰。その後10秒ストップのペナルティを受け5位まで順位を下げてしまうが、このスティントでの46号車のペースは速く、73周目の4位浮上から前を追いかける展開へと変わった。

 79周目からの第4スティントは4位のままのスタートとなったが、89周目にセーフティカーが入ったことで3位との差はかなりつまることになった。93周目にリスタートとなると高星は果敢に3位のマシンに食らいついていく。

 そして99周目にはついにオーバーテイクに成功し3位に浮上。さらに3位を巡るバトルの間に10秒近く開いた2位との差をつめ、108周目には5秒差まで近づいた。112周目に3度目のドライブとなった本山は、トップ2台が4度目のピットインを終える間にプッシュし2位と3秒差で第5スティントをスタート。

 このスティントでは再び雨が降ってくるアクシデントもあったが、各マシンはそのままドライタイヤで走り続けた。本山は3位をキープし続け、143周目に最後のピットインを行い高星に繋ぐ。

 最終スティントではタイヤの選択肢が減りコンディションに対してベストなタイヤチョイスができなかったものの、高星はこのスティントでも再び集中力を高めなんとか最後までしのぎ切り3位のまま173周をフィニッシュ。46号車は今季2度目の3位表彰台に立つことになった。


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