■決勝(10月21日)
天気:晴れ コース状況:ドライ
気温:17度 路温:36度(スタート前)
湿度:35パーセント(スタート前)
決勝パレードラップ開始:14時00分
決勝レース周回数:65周(約300km)
#6 WAKO’S 4CR LC500大嶋和也選手&フェリックス・ローゼンクヴィスト選手 決勝結果:9位(所要時間:1時間56分50秒813/ベストラップ:1分37秒653=ローゼンクヴィスト選手)
決勝日は朝から晴天。#6 WAKO’S 4CR LC500はローゼンクヴィストが前半、大嶋が後半の各スティントを受け持つ布陣で決勝に臨んだ。9番手からスタートしたローゼンクヴィストは序盤、8~9番手でレースを進める。19号車のピットインにより、16周目には7番手へと浮上。その後、20周目にアクシデントによるセーフティカー(SC)導入があり、24周終了時にSCが撤収すると、ここからGT500クラスの上位陣が続々とルーティンのピットストップに入る展開となる。
そのなかでローゼンクヴィストは好ペースを維持、チームは32周目までピットインを引っ張っていき、30周終了時には暫定トップにも立った。ところがこの時、直前を走っていた38号車がピットインする際にローゼンクヴィストは急ブレーキとなり、小さくないタイムロスを喫することになってしまっていた。
そしてこの不運が、その後のレース展開にも雪だるま式に影響を及ぼしていくことに。交代した大嶋はコース上で、他メーカーのマシン群の後ろを走る展開を強いられることとなってしまった。ペースが上がらない様子のマシンたちを抜きあぐねているうちに上位は逃げてしまい、さらなる不運まで襲う。
47周目、23号車が第2ヘアピンで大嶋と8号車を一気に抜こうと仕掛けてきて、アクシデントが発生。23号車にペナルティが出ることになるアクシデントで、大嶋は混乱のなか、8番手から9番手に後退することとなっただけでなく、マシンにもダメージを受けてしまった。
大嶋は終盤も前方39号車と戦い続けたが、9位でのゴールに。無念の結末で、王座獲得の可能性は消えた。次は最終戦、開催地はツインリンクもてぎである。過去2年はチャンピオン争いをしていた舞台で、今シーズンは“意地の1勝”を目指すこととなった。
