LEXUS TEAM SARD レースレポート

 14周走ってヘイキはソフト系の方が良さそうだがクルマのフィーリングが低い路気温のコンディションとマッチしてないことを訴えたため、さらにセットアップを進めていった。18周目から可夢偉がドライブし、いつも通りヘイキが装着した2種類のドライタイヤを確認。公式練習走行の混走セッションでは最初に記録した1分35秒442の12番手となった。

 10分間のGT500クラス単独セッションでは可夢偉がアタックシミュレーションを行い、1分34秒718とタイムを更新も順位変わらず14番手で公式練習走行を終えた。路気温が低く、合わせ込みに時間がかかってしまいさらにセットの煮詰めを予選までに進めることとなった。続くサーキットサファリでは燃料を積んだ状態での決勝セットを進めて好ペースで12周を走行した。

公式予選

■公式予選Q1:ヘイキが全力尽くすも12番手
 20日(土)公式予選開始時の天候は快晴に。気温15度/路面温度34度に上昇し暖かさを感じられるコンディション。9分ほど遅れて14時59分からQ1が開始され、ファーストアタッカーに指名されたヘイキがソフト系タイヤを装着して残り7分ほどでコースイン。温まり状況を確認しながらウォームアップランを重ね3周目に本格的アタックに入ったヘイキ。今回も僅差の予選が予想され僅かな差が順位を大きく変える様相。
 
 各セクターで自己ベストを更新する全力アタックにのヘイキは、3周目に1分33秒807と好タイムをまず記録。続く4周目もセクター1でコンマ2秒削り気合いを見せるヘイキ。セクター2で若干遅れ、セクター3でもタイム更新が望めず万事休す。復調の兆しが見えフィーリングが戻りつつも、3周目のタイムとなる1分33秒807がベストとなり、ヘイキが全力を尽くすも12番手となった。

決勝

■ウォームアップ走行
 21日(日)の天候は秋晴れの雲ひとつ無い快晴から始まった。気温16度/路面温度35度のコンディションのなか、20分間のウォームアップ走行が行われ、巻き返しを期してさらに決勝セットの煮詰めを進めたDENSO KOBELCO SARD LC500は、スタート担当のヘイキが4周走行。続いて可夢偉が7周にわたってクルマの確認と調整を行った。燃料を積んだ状態でクルマは改善されており、追い上げが期待される決勝への準備を無事に整えた。

■決勝スタート
第1スティント:ヘイキが8位までポジションアップ

 21日(日)14時決勝スタート時点は気温17度/路面温度36度の快晴。12番グリッドから全身全霊を懸けて勝利を狙ってスタートしたDENSO KOBELCO SARD LC500は、ヘイキが序盤から12号車と激しい攻防戦を展開。その後、8周目に64号車をかわして11位に、16周目には10位、18周目には2台をかわして8位と着実に順位を挽回していった。
 
 GT300クラス車両ストップのため20周目~24周目にSC導入された後はステイアウトして集団のなかでチャンスを窺う展開に。ヘイキはさらにジャンプアップを狙って、他車がピットインした際にここが頑張り所として猛プッシュ。前とのギャップを削ったところで33周目を終えてヘイキをピットに呼び戻した。

DENSO KOBELCO SARD LC500
DENSO KOBELCO SARD LC500

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