ジェンソン・バトン
「自分のスティントを終えて、10歳くらい歳をとった気分だよ。それくらいのプレッシャーだった。ナオキ(山本尚貴)のファーストスティントは素晴らしい走りだったね」
「僕たちは1号車(KeePer TOM’S LC500)との戦いで、どちらが先にピットインするのか、お互いに意識ながら争っていて、結果的になかなかピットインせず、どんどんポジションを下げてしまうのではないかと少し心配したけど、結局はおなじタイミングでピットインして、38号車(ZENT CERUMO LC500)の後ろでコースに戻った」
「その時は(レクサス陣営に)やられたと思ったよ。3ラップくらいは38号車をオーバーテイクしようとしたけど、イシウラ(石浦宏明)さんのブロッキングは素晴らしかった。戦っていて、楽しかったよ」
「(石浦が)かなりレイトブレーキで走っているのを見て『僕も走りを改善しなきゃな』と思いながらチャンスをうかがっていた。あの戦いを見て、ナオキはナーバスになっていたかもしれないね」
「ただオーバーテイクを仕掛けようとした結果、ピックアップが起きてしまったんだ。タイヤを綺麗にするのに、2周くらい費やしてしまったよ。そうしている間に1号車に追いつかれてしまった」
「チャンピオンがかかっているときのバトルはいつでもタフなものだ。後ろのマシンが速く感じられるほどさ。1対1でレースしていれば問題ないけど、トラフィックが絡んでくると話は変わってくる」
「外から見ているよりも、実際にはいいペースで走ることもできたけど、とにかく(コース上での)ポジション取りを意識していた。かなりタフな戦いだったけど、チェッカーを見たときは本当に安心したよ」

