更新日: 2018.11.11 23:22
AUTOBACS RACING TEAM AGURI 2018スーパーGT第8戦もてぎ GT500決勝レポート
AUTOBACS RACING TEAM AGURI
2018 AUTOBACS SUPER GT
第8戦 ツインリンクもてぎ
GT500 決勝レポート
最終戦優勝! 来年こそチャンピオンを
2018年 SUPER GT の最終戦は#8 ARTA NSX-GTが今季2度目のポールトゥウインを達成してシリーズを締めくくった。
決勝前のウォームアップランでは決勝のセット確認を行い、スタートドライバーの伊沢拓也を送り出した。伊沢は序盤から後続を引き離し、安定したラップで周回を重ねた。
チームはルーティンのピットインをちょうど中盤あたりで行う戦略を計画していたが、周回遅れの車両が多く出てくる事を想定すると早めにピットインさせた方がクリアラップを取れると判断し、早めに伊沢を入れる作戦に変更した。
伊沢は19周目にピットイン。野尻智紀に後半のスティントを任せた。車のコンディションは好調だ。全ての車両がルーティンのピットインを終えた30周目頃に野尻はトップに返り咲いた。終盤は他車に背後まで迫られる事もあったが、危なげない走りで今季最後のレースを優勝で飾った。
今季は3度のポールポジションと2回の優勝で速さと強さを証明出来た年だったが、シリーズ3位でチャンピオンを獲得するまでには至らなかった。来季のチャンピオン獲得に向けて、また明日から準備を進めていきたい。
今年もチームを応援してくださったファンの皆様、スポンサー各社には深く御礼申し上げます。ありがとうございました。来季もARTAを宜しくお願いします。
鈴木亜久里監督のコメント
「チャンピオンを獲れなかったのは悔しいけど、今年最後のレースに勝てたのは気持ちがいいね。トップを譲る事もなく、強さを証明出来たレースだったと思う。来年はチャンピオンを獲得出来るように頑張ります。今年もありがとうございました」
星学文エンジニアのコメント
「前回のオートポリスではポールを獲得したのに、レースでは上手く行かなかったので、非常に慎重になりました。セットを見直して、大きく変更した事が良い方向に行きました。ダウンフォースの少ないこのコースで勝てたという事は、ホンダさんが本当に良いクルマを開発してくれたおかげだと思っています。また、来年に向けて良いレースが出来るように準備していきたいと思います。ありがとうございました」
野尻智紀選手のコメント
「伊沢選手から代わってから、最初からペースを最大限にあげていかないといけないのは分かっていたので、タイヤを目一杯酷使して速く走りました。後続と少しギャップが築けてから、ペースをコントロールする事が出来ました。最後までタイヤマネジメントも上手く出来ましたし、車のバランスやコンディションも非常に良かったです。終盤追いつかれる場面もありましたが、自信を持って走る事が出来ました。これも良い車を作ってくれたチームとホンダさん、そしてブリヂストンさんに感謝したいです。優勝出来たけど、チャンピオンを獲得出来なかったこの悔しい気持ちを忘れずに、来季に向けて今日から準備していきたいです。1年間ありがとうございました」
伊沢拓也選手のコメント
「スタートから後続を引き離して、野尻選手につなぐ事が出来ました。ボクのスティントが予定より短くなってしまったのは戦略が変更になったからなのですが、それが功を奏してレースに勝つことが出来ました。チャンピオンを獲れなかったのは悔しいですが、自分たちがこの1年積み上げてきた事を出せて最後に勝つことが出来たのはとても嬉しいです。チャンピオンを獲れなかった悔しさは来年にぶつけたいと思います。1年間ありがとうございました」