TEAM KUNIMITSU レースレポート

TEAM KUNIMITSU

第8戦 ツインリンクもてぎ
決勝レース 11月11日(日)

RAYBRIG NSX-GT、緊迫の戦いから初戴冠を掴み取る!

 最終決戦を迎えたツインリンクもてぎ。朝から青空が広がる好天気に恵まれた。チームとして初のシリーズチャンピオンがかかる中、No.100 RAYBRIG NSX-GTは予選2位からスタートを切り、粘りと攻め、そして守りの走りで53周を走破。3位でチェッカーを受け、見事シリーズチャンピオンに輝いた。

 シーズン最後の決勝グリッドにはNSX-GTの2台がフロントロウを陣取り、ホンダファンにとっては最高の幕開けとなった今大会。山本尚貴選手がスタートドライバーを務めるNo.100 RAYBRIG NSX-GTは2番手でオープニングラップを終了、その後も前を行く同じNSX-GTの8号車を追いながら走行を続けた。周回遅れとなるGT300が2台に割って入ると、すぐにギャップが広がるというもてぎならではの難しい状況ではあったが、山本尚貴選手は高い集中力を保ちながらポジションをキープ。すると、8号車が18周という最少の周回数でルーティンのピットインを実施。19周目からはトップとしてレースを牽引する。

 一方、チームとしてはタイトル争いでライバルとなる1号車の動きを牽制。結果、No.100 RAYBRIG NSX-GTと1号車は同じタイミングとなる29周終わりでピットイン。ともに素早いピットワークでコースに復帰した。山本尚貴選手からステアリングを引き継いだジェンソン・バトン選手。GT500全車がルーティンワークを終えると3番手で周回を重ねていく。その中で猛追する1号車との差がじわりじわりと詰まり、37周目にはついに直接対決へ! ジェンソン・バトン選手は背後に迫る1号車の勢いを感じつつも、見事な応戦で相手に隙きを与えない。49周目には2台の差が0.277秒まで縮まったが、GT300を巧みに利用して3位を死守。そのままライバルを振り切り、チェッカーを受けた。これにより、No.100 RAYBRIG NSX-GTはチーム初のシリーズチャンピオン獲得に成功。山本尚貴選手、ジェンソン・バトン選手にとっても初となるドライバータイトルを手にしている。

 「僕だけじゃなく、スタッフみんなも緊張してつらい週末だったと思うのですが、みんな完璧に仕事をしてくれたのでこの結果を得ることができました」と笑顔を見せた山本尚貴選手。またデビューイヤーでタフな戦いとなったジェンソン・バトン選手は、「本当にすばらしい一年だった。最終戦で激しく競り合うレースができてハッピー」と嬉しさを言葉にした。

 シーズン中はつねにタフな戦いが続いたNo.100 RAYBRIG NSX-GT。その中で勝ち取ったタイトルの重みを感じつつ、来シーズンも目標に向かって邁進を目指す。

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