更新日: 2016.09.06 15:08
GOODSMILE RACING & TeamUKYO スーパーGT第6戦鈴鹿 レースレポート
■8月28日(日)セーフティーカーが明暗を分け5位に
28日の決勝は朝から雨。午前中に開催されたサポートレースのFIA-F4は、セーフティーカーランでスタートしたほど雨脚が強くなっていたが、お昼前には降ったり止んだりという状況で、ウォームアップ走行はウェットだったが、決勝前には上がっていた。なお、今年の鈴鹿は5回のピットインが義務付けられている(昨年までは4回)。
気温は27度、路面温度は30度と、夏の鈴鹿にしてはかなり涼しい気候の中、ほぼ乾きつつある路面にチームはスリックタイヤをチョイスし、スタートドライバーの片岡選手を送り出す。フォーメーションラップの頃には路面が乾きつつあった。
レーススタート直後の1周目、33号車(Excellence Porsche)に抜かれてひとつ順位を落とすも、2周目には31号車(TOYOTA PRIUS apr GT)を抜いて再び7位に復帰する。この後、前を走る25号車(VivaC 86 MC)とトールトゥーノーズのバトルが続くがオーバーテイクには至らず、26周目に最初のピットインを消化。タイヤ4本とドライバーを谷口選手に交代し、コースイン。アウトラップでは18位までダウンするも、ほかのマシンのピットインやペナルティーもあって徐々に順位をあげていき、34周目には3位になった。
この時点で前を走る31号車との差は約10秒だったが、37周目に31号車がピットインしたことで2位に上昇。1位を走る18号車(UPGARAGE BANDOH 86)とは15秒近い差があったが、谷口選手の猛プッシュにより差は縮まっていき、途中、雨が降った場面で18号車はペースダウン。“ちょい濡れ路面”を得意とする谷口選手はこの隙を突いて一気にオーバーテイク。53周目にはトップに立った。
57周目にピットインし、ドライバーは2度目の片岡選手へ。アウトラップは10位で踏みとどまった。68周目に発生した31号車とのバトルでは、アウトラップでペースのあがらない25号車をうまく利用して抜き去り、ベテラン・片岡選手がテクニックの片鱗を見せつける。この時点で4位になったが、前を走る11号車(GAINER TANAX AMG GT3)が突然のマシントラブルでストップ、さらにトップを走っていた0号車(GAINER TANAX GT-R)がピットに入ったことで2位を走っていた。

