投稿日: 2016.09.08 16:06
更新日: 2016.09.08 16:28
更新日: 2016.09.08 16:28
スーパーGT第7戦タイ参戦の86マザーシャシーが岡山でシェイクダウン実施
Ryuji Hirano / AUTOSPORTweb
今回走行したマザーシャシーの86は、昨年からGT300クラスで活躍している86のベース車とは外観が大きく異なっている。15年型のマシンは童夢の林みのる元社長がデザインしたものがベースだが、今回のマシンは中村卓哉開発部長を中心とした新生童夢の開発チームがCFDを使ってデザイン。「リヤハッチ、ルーフ、ドア以外は全部変わっています」というものだ。電装系も新しいものが使われている。
「空力性能の向上がいちばんの目標です。もともと童夢で作った仕様に対して、アップデートしないと競争が激しいGT300では取り残されてしまいますから」と中村開発部長。新造のカウルは童夢ならではとも言える美しい仕上がりで、どことなく童夢が手がけていたHSV-010のエアロを思わせる。
今回のシェイクダウンを担当した中山は「UPGARAGE BANDOH 86からは正常進化を感じる印象です。最後の方はペースも上げましたが、システムも問題ありませんでした。新車は気持ちいいですね(笑)」という。
「終わってみて、童夢の皆さんがホッとした表情だったのがうれしかったですね。こういう役を与えていただいて光栄に思っています」
SF、F3関係者も数多く見守るなかで走行を終えた86マザーシャシーは、翌週には船積みされ、トヨタ・チーム・タイランドに渡され、実戦デビューを迎えることになる。
1 2