更新日: 2019.04.13 14:51
2019年のスーパーGT開幕。公式練習はホンダとニッサンが上位分け合う。王者RAYBRIGが貫禄のトップ
その後、10時を目前にした9時55分には、コースインしていった88号車マネパ ランボルギーニ GT3の元嶋佑弥が2コーナーでわずかにリヤを流してしまいコースオフ。そのままスポンジバリアへ衝突してしまった。
これでセッションは赤旗中断。バリアから救出されたマネパ ランボルギーニ GT3は右サイドのミラーがなくなったほかは目立った外傷も見られず、ひとまず自走可能でピットへと帰還している。
セッションは10時3分に再開されたが、直後にリボルバーコーナーで再びアクシデントが発生し、今季からGT300にスイッチして新型D’station Vantage GT3をドライブするジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが、Modulo Epson NSX-GTのカーティケヤンに追突される形でコースオフ。ふたたび赤旗となってしまう。
車両回収を終え、10時15分のGT300専有走行から再開された公式練習は、各陣営が予選シミュレーションを行い、埼玉トヨペットGB マークX MCの脇阪薫一が自身のレコードタイムをさらに縮めて1分25秒248で首位をキープ。
2番手にはK-tunes RC F GT3の坂口晴南がタイムアップし、1分25秒592を記録。3番手にARTA NSX GT3、4番手SUBARU BRZ R&D SPORT、5番手にリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rのトップ5となった。
同じく10分の専有となったGT500も、路面温度が約26度まで上昇したこともありタイム更新合戦となり、王者ジェンソン・バトンが1分17秒779までタイムを縮めると、リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rのヤン・マーデンボローが1分17秒916、KEIHIN NSX-GTのベルトラン・バゲットまでが1分17秒925で続いた。
その後方は、最終コーナーでわずかにスライドしたジェームス・ロシターのカルソニック IMPUL GT-Rで1分18秒029の4番手。5番手にもNSX-GTの8号車ARTA野尻智紀が続き、公式テストではポテンシャルを隠していたNSX勢が台頭。好調だったニッサンGT-R勢も続く形となった。
一方、レクサス勢最上位はWAKO’S 4CR LC500の7番手となっている。
2019年のスーパーGT第1戦岡山、公式予選は13日(土)の14時45分にスタートする。