更新日: 2019.05.10 14:36
GOODSMILE RACING & TeamUKYO 2019スーパーGT第2戦富士 レースレポート
■チーム関係者コメント
安藝貴範代表
「性能調整緩和もあって期待を持って臨んだレースだったので結果には残念ですが、タイヤもマシンもドライバー技量も含め、この順位が今を象徴する順位なんだと思っています。レース的には想定外のこともたくさんあって、赤旗後にタイヤがなかなか温まらなくて片岡選手が順位を落としてしまった」
「でもそこからの追い上げは『見事』としか言いようがなく、あそこだけは楽しかったですね。さらに最終スティントでも後方から迫られたときは『もう無理』って言ってましたが(笑)、途中で走り方もかなり変えて『頑張らない方法を発見した』と」
「操るのも大変な状態で、よく乗りこなしてくれました。鈴鹿に向けてはもう少し暖かくなると思うので、そこに期待したいです」
片山右京監督
「走り初めからバランスが良くなくて運転するのに苦労するなか、予選Q2は谷口がすごくいいアタックをしてくれて、彼自身もこういう難しい状況で乗れてるな、っていうのが際立った瞬間でした」
「スタート前時点の雨は想定外で、1回目の満タン給油でもトラックポジションの悪さや重い状態での勝負になり、少し作戦が空回りした。これで最後のピットが短くできソフトタイヤで勝負できれば、とも思ったんですが選択肢がありませんでした」
「今回の6位はシリーズを考えると最低中の最低限で、これが7位だったらと思うと…。本来ならこういうときにいいレースをして結果を出してきたのがGSRですが、鈴鹿に向けては反対方向に振ってみる勇気も必要だな、と感じています」
谷口信輝選手
「予選は路面もドライで気温もいい感じという最高のGT日和。それで6番手で「明日は頑張って上に行くぞ」という意気込みで臨んだんですが、今の我々は雨の状況で他メーカーに対して劣勢であることは間違いなくて。やはりレースが始まってみたら他メーカーがグイグイときて、とくに65号車は『GT500?』みたいな速さ」
「アウトラップを頑張りにくい場所に出て、周りのペースはわからないながら頑張ったつもりではあるんですが、最後の片岡からは苦悶の……悲痛な叫びも聞こえてきて(笑)」
「正直に言えば我々の週末は6位になんて行けるポテンシャルじゃなかったから、この6位はラッキーな6位。まだまだ『弱!!』と思うんで、早くこの状況を打破しないとダメですね」
片岡龍也選手
「週末をつうじて、手持ちのマテリアルで勝てる雰囲気はなく。とはいえ感覚に対して全然タイムが出ないわけでもなく。その状況での予選6位、決勝6位という形。これも今の実力を表すような週末で、手応えとしては全然6位になるような手応えの6位ではなかった」
「まわりもミスしたりしたなかで、最後は相手がこちらのトラップにはまってくれてオマケでの6位っていうレースだったから、正直あまり面白みは感じられない週末でしたね」
「シリーズを考えると、とりあえずここで獲っておけたことは今後に活きる。でもパフォーマンスが上がらないとチャンピオンシップは厳しいと思うので、鈴鹿でも『このままじゃダメだ』という危機感の中で改善していきたいなと思います」