#6 WAKO’S 4CR LC500は23周終了時にピットイン。交代した大嶋が1周してきたところで、24周終了時にピットストップを終えた37号車が前に出てくる。大嶋はこれをパスして実質2番手へと上昇。ここからレースはレクサス勢3台による接近した優勝争いとなった。
大嶋は一時37号車に先行を許すも、すぐにポジションを戻し、36号車を追う。懸命に攻撃を続けた大嶋だが、惜しくも36号車からトップを奪取することは叶わず。
そしてレース終盤は37号車を相手に2番手を守る戦いとなる。49周目、GT300クラスの集団のなかで37号車にパスを許し3番手に後退。#6 WAKO’S 4CR LC500はそのまま3位でゴールすることとなった。今季初表彰台獲得。しかし優勝が目前に見えていただけに、チーム全体として悔しさの方が大きい。次のチャンスでこそ、必ずや勝利を果たしたい。
大嶋和也
「速く走ることはできましたし、ピット作業も良かったです。トップに立てるチャンスが何度かあったんですけど、決め切れなかったのは悔しいですね。僕自身は悔しさの方が大きいですが、久しぶりの表彰台獲得ですから、応援してくれているみなさんが喜んでくれていることは良かったと思います」
「次のタイ戦は得意な舞台、(タイトル争いに向けて)取りこぼさないようにしたいです。ハンデ28kgならまだチャンス(勝機)もあるでしょうしね」
山下健太
「手応えはあったレースですし、勝てそうな雰囲気だっただけに3位という結果はやはり悔しいです。前2台が同じマシンというのも悔しいですよね」
「次のタイはチーム的に得意(去年2位)で、僕自身も(移籍前の)去年は3位になっていますから、ライバルにはハンデの軽いマシンもいますけど、戦えるだろうと思います。とにかく今年はタイも含めたどこかで必ず勝ちたい、そう思っています。そしてそれが実現できそうな感触はあります」

阿部和也エンジニア
「持ち込みのセットアップはまずまずで、その後のアジャストがうまくいったと思います。ソフトめなタイヤをチョイスすることもできましたからね。ピット作業を含めチーム全体としていいレースではあったと思いますが、こういうときに勝ち切らないといけませんので、やはり今は悔しいですね」
脇阪寿一監督
「ものすごく悔しいです。こういう(いい内容の)レースができるところまで今年のチームがまとまってきていることはもちろん喜ばしいですし、今年チームに加わってくれた阿部エンジニアと一緒にマシンを速くできていることもうれしいです」
「ブリヂストンタイヤもやはり素晴らしいです。3位表彰台という結果は喜ばないといけませんが、チームがずっと追い求めてきたこと(勝利)を考えると、悔しさの方が大きくなりますね」
「スタッフもドライバーもみな、悔しい顔をしてくれています。そういう気持ちでこういうレースを続けていければ、必ずまたチャンスはあると思います。次のタイはチームが得意としていますし、ウエイトハンデ的にも戦える範囲だと思いますので、またしっかり頑張ります。応援よろしくお願いします」
シリーズランキング
大嶋和也&山下健太:6位/14ポイント
チーム部門:7位/22ポイント