更新日: 2019.07.01 13:54
ホンダ 2019スーパーGT第4戦タイ レースレポート
Round.4
2019.06.30(日)
チャン・インターナショナル・サーキット(タイ・ブリーラム県)
GT500クラスで#64 Modulo Epson NSX-GTが10位完走
6月29日(土)~30日(日)、チャン・インターナショナルサーキット(タイ・ブリーラム)で2019年度スーパーGTシリーズ第4戦が開催され、GT500クラスに5台の2019年型NSX-GT、GT300クラスに3台のNSX GT3が出走しました。初夏のブリーラムは雨季にあたり、例年天候が安定しませんが、このレースウイークは、薄い雲が広がるもののドライコンディションのままでスケジュールが進みました。
土曜日に行なわれた公式予選では、Q1セッションで#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)が参加者中ベストタイムを記録、#1 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)とともにQ2へ進出しましたが、Q2では若干気温が上がったことも影響したかタイムが伸びず、NSX-GT勢の予選最高位は#1 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)の7番手となり、8番手に#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)、12番手に#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)がつけて決勝レースを迎えることとなりました。
決勝レースは晴天の下で始まりました。スタート直後のポジション争いのなか、#1 RAYBRIG NSX-GT(山本)は行き場をなくしてオーバーランし順位を大きく下げました。
またNSX-GT勢最上位でスタートした#8 ARTA NSX-GT(伊沢)は4周目に単独スピンを喫して最後尾まで順位を落としました。
苦戦に陥ったNSX-GT勢でしたが、#17 KEIHIN NSX-GT(ベルトラン・バゲット)は26周目にドライバー交代のためピットインし、このときタイヤ無交換作戦を選んで事実上の順位を5番手へ上げ、レース後半に突入しました。
一方、37周目には#1 RAYBRIG NSX-GT(バトン)と#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(中嶋大祐)が接触し、さらに#8 ARTA NSX-GT(野尻)が巻き込まれるという多重アクシデントが発生。レースにはセーフティカーが介入することとなりました。
レースは43周目に再開されました。5番手から再スタートした#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)はスローパンクチャーを起こしてレースから脱落。NSX-GT勢最上位には#64 Modulo Epson NSX-GT(ナレイン・カーティケヤン/牧野任祐)が上がって10位で66周のレースを走りきり、チェッカーフラッグを受けました。