#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ジェームス・ロシター)はロシターがスタートドライバーをつとめ、一時6位までポジションを上げましたが、レース終盤に、タイヤ無交換作戦でペースが定まらない前方のクルマを抜こうとした際に接触され、9位に後退。
後半スティントを担当した佐々木はそこからプッシュを重ね、最終ラップで1台をかわし、8位でチェッカーを受けました。49kgのウェイトを搭載した#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は、クインタレッリがスタートを担当し、34周を終えるところでピットイン。後半スティントの松田も粘り強い走りで11位チェッカーとなりました。
高星明誠(#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R/決勝4位)
「クルマもタイヤも予選からとても調子が良く、決勝でも追い上げていけると自信をもってレースに臨みました」
「ヤン(・マーデンボロー)から交代したところで8位となっていましたが、セーフティカーが入ったことで前との距離も詰まり、追い上げることができました」
「力強いレースを見せられたと思っています。去年の夏の富士もいいレースができましたし、今回のレースで夏用のタイヤも良さそうなことが分かったので、次戦も自信をもっていきたいと思います」
ヤン・マーデンボロー(#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R/決勝4位)
「レースがスタートしてすぐ2台のマシンを抜いたあとも、さらに上のポジションに行けるように懸命に走りました。クルマとタイヤのパフォーマンス的には表彰台に上がれたと思うので、それを逃したことは残念ですが、ポイントを獲れたことはハッピーです」
「次の富士は、獲得できるポイントも大きいのでとても重要なレースになります。さらにクルマを良くして、優勝を目指したいと思います」

【GT300クラス】
GT300クラスは、#10 GAINER TANAX triple a GT-R(星野一樹/石川京侍)が予選7位から序盤に順位を上げ、終盤に#56リアライズ日産自動車大学校GT-R(平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ)と接近戦を展開。
最終ラップで逆転し、今季初優勝を飾りました。#56 GT-Rは2位でゴールし、GT-Rがワン・ツー・フィニッシュ。NISSAN GT-R NISMO GT3としては、2014~15年に続き、2度目のタイ大会2年連続優勝を達成しました。
星野一樹(#10 GAINER TANAX triple a GT-R/決勝優勝)
「GT3仕様のGT-Rで、タイ3勝目を挙げることができました。今シーズン、チャンピオンシップに向けてチームのみんなと戦ってきましたが、今日は石川選手が素晴らしい仕事をしてくれました」
「去年は苦しい戦いが続いたので、10号車が優勝できて、今日は本当にうれしいです。タイヤ選択の関係で予選の位置はそれほど良くはありませんでしたが、追い上げられる自信はありました。作戦も展開も、少しの運も味方して、完ぺきなレースができました」
石川京侍(#10 GAINER TANAX triple a GT-R/決勝優勝)
「ここまで悔しい思いをしてきたので、本当にうれしいです。絶対にチャンスはものにするんだと狙っていて、最後にうまく抜くことができました。フリー走行から調子が良かったので、きちんと結果を出せてよかったです」
「チームも、今回の優勝で流れに乗っています。次の富士ではウェイトハンディが大きくなりますが、また優勝を目指して頑張ります」

