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投稿日: 2019.07.02 05:50
更新日: 2019.07.02 00:36

ARTA NSX-GT 2019スーパーGT第4戦タイ 決勝レポート


スーパーGT | ARTA NSX-GT 2019スーパーGT第4戦タイ 決勝レポート

第4戦 チャン・インターナショナル・サーキット(タイ)

マシンバランスは良かったが、序盤のスピンと不慮の接触でチャンス失う

 いつもなら1日に1回はスコールが訪れるチャン・インターナショナル・サーキットだが、今年は、週末を通して大きな雨は一度も無い。決勝もドライコンディションでスタートが切られた。ドライバーは伊沢拓也だ。

 伊沢は1周目にインフィールドで1台を抜き、7番手で戻ってきた。しかし、次の周にスピンをしてしまい、最後尾まで順位を落としてしまう。しかし、このあと、6周目時点でファステストラップを叩き出し、10周目にはひとつポジションを回復。

 伊沢はトップグループのクルマとほぼ同じか、それより速いラップで前車を追っていくが、前のクルマに追いついてからは全車ほぼ同じペースで膠着状態となり、チームは早めにルーティンのピットインを行うことに作戦を変更した。伊沢は25周目にピットイン。野尻智紀に後半を託した。

 野尻は15番手でコースへ復帰。2周後には14番手にポジションを回復し、全体のなかでも1分26~27秒台という速いラップで前車を追っていく。

 しかし、36周目に入ったところで前を走る2台が接触し、それに巻き込まれるかたちで野尻はここでスピンを喫してしまう。野尻は再スタートできず、残念なリタイアとなってしまう。次は得意な富士なので、大量得点を獲得したい。

ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)
ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)

鈴木亜久里監督のコメント

「うまく流れを掴めなかったね。少しでもポイントを獲得しておきたかったので残念ですが、明るい材料としてはクルマのバランスが良かったし、ペースも悪くなかったので、次回の富士は500マイルという長距離レースでポイントも多めに与えられるので大量得点を獲得したいね」

星学文エンジニアのコメント

「ウォームアップ、レースとクルマのバランスは非常に良くて、レクサスに近いところで戦えていたと思います。しかし、序盤のスピンと後半の接触で結果は出せませんでしたが、前述したとおり、バランスは良さそうなので良いイメージで富士に挑めそうです」

野尻智紀選手のコメント

「昨日のフリー走行、予選から良いセットアップができたと思います。レースではボクのスティントで、“さぁ、ここからだ”というときに接触してしまい、リタイアしてしまったのは非常に残念です。しかしながら、クルマのバランスは良いので、次の富士で大きなチャンスがあると思いますので、また頑張りたいと思います」

伊沢拓也選手のコメント

「結果的にリタイアになってしまいましたが、序盤でスピンしてしまい流れを変えてしまったことが大きな反省点です。ここで少しでも多くポイントを獲得するつもりだったので、チームや野尻に申し訳ない気持ちです。次回、挽回できるように頑張ります」


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