更新日: 2019.07.05 11:03
31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 2019スーパーGT第4戦タイ レースレポート
公式予選Q1 6月29日(土)15:00~15:15
今回もQ1担当は嵯峨選手。公式練習では十分ではないにせよ、徐々にマシンが仕上がってきたこともあって、さらなるポテンシャルの向上を狙い、大幅なセット変更を行うこととなった。だが、結論から言えば、これが裏目に出てしまう。
決勝での温度上昇を見越したタイヤ選択も、気温33度、路面温度40度という状況では、本来の性能を発揮したとは言いがたく……。入念にウォームアップを行ってから、アタックを開始した嵯峨選手ではあったが、1分34秒台を切ることができず。アタック3周目にようやく1分34秒465をマークし、もう1周攻め込んでいったものの、タイムアップならず。今季ワーストの23番手という結果に甘んじた。
嵯峨宏紀
「走り初めからいい状況で走り出せていなくて、特にブレーキが厳しかったですが、いろいろやってみたことが、予選では全部裏目に出てしまいました。公式練習でうまく仕上げられなかったのが、痛かったですね。タイヤもかなり硬いのを選んでいたというのもあって、アタック自体はほぼノーミスでいけたのですが、単純にあのタイムしか出なかったという感じですね。こういうときもあると思うし……」
中山友貴
「走り出しから、いいスピードがなかったので、厳しい状況になっていまいました。チームとしっかり話し合って、今日の結果を踏まえ明日までに修正して、新しいトライをしていきます。目先のリザルトもそうですけど、シリーズ後半戦で力強い戦いができるようになるための、データ取りも踏まえてしっかり走っていきたいと思っています」
金曽裕人監督
「このクルマにとって今年は、どのサーキットも初めてですし、特に今回は事前のテストもなかったことで、この短時間ではサーキットに合わせたセットアップを出せませんでした。それでも、それなりに走れることが分かったことで、予選に向けて入れたセットアップが全部裏目に出てしまって……」
「初めてのサーキットに対して合わせ込む力と、このクルマに関しての引き出しが、僕もドライバーも足りていませんでした。逆に言えば、こっちの方向はダメ、これ以上やっちゃダメだというのが分かったのは、決勝に向けての大きな収穫です。今夜は寝ずに考えます」